世界で最も美しい書店

著者 :
  • エクスナレッジ
4.15
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本棚登録 : 567
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767815183

作品紹介・あらすじ

ヨーロッパ、アメリカ、南米、アジアの名店20店を美しい写真と、取材を行ったジャーナリストの文章、本好き・本屋好きによる本屋体験を綴ったコラムを掲載。

感想・レビュー・書評

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  • 世界中の美しい本屋さんを紹介してくれる
    大好きなシリーズ。
    真っ白な装丁と、個人的に今までの中で
    最も本自体も美しく、平松洋子さんの
    コラムがあるのもうれしい!

    紹介された本屋さんは今回も素敵な書店揃い。
    歴史ある本屋さんが多く、エーゲ海のAtlantis Books、
    ネオゴシック様式の流れるような曲線の美しいレロ書店、
    セーヌ川の左岸、ノートルダム寺院を臨む
    学生街のカルチェラタン、
    シェイクスピア・アンド・カンパニー、
    ライトアップされる漆黒の書棚が美しいヴィラ書店。

    本屋さん自体の佇まいの美しさはもちろん、
    100人いれば100通りの本との向き合い方や
    愛し方があるように、それぞれの本屋さんの
    本を包み込む愛情、1冊1冊の本を美しく
    魅せるための工夫に感嘆する。

  • 世界各国の魅力的な書店20店を掲載。電子書籍元年と言われた2010年から、3年ほど経った時期に当書籍の初版が発行されたようだ。まだ電子書籍というものに懐疑的な風潮であるから、と言うわけでもなくこの本は「本好きの、本好きによる、本好きのための」写真集およびコラムである。本好きにとって、楽しくないわけがない。筆者のセンス溢れる書店の形容、コラムでの各著名人の本に対する愛情、書店の魅力を存分に伝えてくれる写真の数々。
    どの書店も素敵だが、私が特に心惹かれたのはレロ書店である。書店の中央に配置された「天国への階段」は、1906年からの書店の歴史そのものを支えている様で、このような形状の階段を見たことがなかったのもあり、しばし見惚れてしまった。
    コラムでは本に対する著者の想いを読むことができる。思わず「この方は本当に本が好きなんだなあ」と共感する表現が幾つもあり、紙の本との出会いを楽しみに、書店へと出かけたくなる良書だった。

  • 落ち着いた佇まいの書店が多くて素敵でした。
    重厚でクラシックなお店、モダンで洗練されたお店など
    どこのお店も空間そのものが芸術品のよう。うっとり。

  • もうこの手の本は本当に困る!
    買わずにいられません。

    「世界の夢の本屋さん」よりも少し小さいサイズとはいえ
    大きくて美しい装丁。
    中の写真はどれも魅力的で、思った以上に文章も多いので
    じっくりゆっくり読んでいきたいです。

  • こんなに皆が本屋に飢えているのは何故?(こう言う本が出るってコトは、そう言うコトなんでしょ)

    エクスナレッジのPR
    「Facebookで9万人以上にシェアされた話題のブログを書籍化しました!   2012年1月、ニューヨークの人気サイト「FRAVORWIRE」に、あるブログが投稿された。 ヨーロッパ、アメリカ、南米、アジアの名店が取り上げられ、日本の書店も1軒だけ、投稿当時はまだオープンしたばかりの代官山 蔦屋書店が紹介されていた。この記事はネット上で瞬く間に話題になり、Facebookでは9万人以上がシェア、ツイッターでも1000人以上がリツイート。そして同サイトでは2012年度、最も反響のあった記事となった。 ネットユーザーたちを惹きつけたのは、ネット社会からは遠く離れた「書店」であった。デジタルに還元される事のないリアル。利便性だけではなく、そこで過ごす時間を誰もが求める「書店」の魅力とは? 撮り下ろしによる美しい写真と、実際に取材を行ったジャーナリストの文章、そして、本好き、本屋好き自認する識者たち自らの“本屋体験”を綴ったコラムを掲載し、その魅力的な空間「書店」の魅力にせまる。」

  • 吹き抜けがあると開放感がある
    まるで劇場のようだ
    カフェが併設されているとゆったりできる

  • 「美しい」の多様性を実感されられた、書店画集です。

    オーク材の重厚さと光沢が印象的なこれぞヨーロッパという映画の中の世界のような書店があるかと思えば、対象的に、装飾を一切排除したモダンなアート系書店、その地域の生活習慣や様式美を巧みに組み込んだブックカフェなど、実に多様な美的空間が写されています。

    ヨーロッパの書店ばかりなのかと思いきや、メキシコやブラジルなどの南米の書店、日本や中国の書店も取り上げられています。

    中の文章では、本屋を本のある空間としてとらえるにとどまらず、そこを作った人の人生や思い、集う人々のこともかなり取り上げられていて、本屋写真集というか、本屋巡りの紀行文といった感じです。

  • 写真集だと思わなかったので、大きさにびっくり。
    BSでやっていたドキュメンタリーをみてから、みてるので…動画には動画のよさがあり、本には本の良さがある、という感じ。
    例えば、サンセットでおしまいの本屋に流れる空気は、映像のほうが伝えられてると思ったし。猫がレジのそばであくびしてたり、陽がくれていって閉まった後とか。
    なんともいえない大らかな空気。

    番組で、取り上げられなかった本屋が沢山でていて、旅に出たくなる。

  • この写真集でも、またいくつかの美しい本屋を見られた。
    見た目の美しさも確かだけど、空気、佇まいもその美しさを伝わってくるよう。しばし浸った。 やっぱりいいわぁ…。
    途中に挟まれているエッセイも楽しい。
    「世界の夢の本屋さん」と重複しているお店があったのが、少しだけ残念。 写真は別のものだったけど。 その写真もまた、キレイだったけど。

  • めくるめく美しさの、世界の書店20選。本に魅せられた書店員と、本を愛する人々の息遣い、そして、その国と土地で育まれた空気が、そこにはある。

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著者プロフィール

東京大学大学院総合文化研究科修了(表象文化論)。
1996年渡英。
10数年のパリ暮らしを経て、ロンドンを拠点に取材執筆・翻訳・映像制作を行う。
著書に『世界で最も美しい書店』『世界の美しい本屋さん』(共にエクスナレッジ)など。
訳書に『世界をゆるがしたアート』(青幻舎)など多数。

「2023年 『スキルアップ色鉛筆』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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