片づけの解剖図鑑

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  • エクスナレッジ
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  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767816692

作品紹介・あらすじ

片づけの解剖図鑑は鈴木信弘さんの片づけに関する著書です。収納面などから家の間取りなどを考察、提案してくれる本です。テーマごとに分かれて書かれているので見やすく読みやすいです。イラストで書かれていることも読みやすい点のひとつです。収納を考えている人のために片付けられる家をつくることができる本になっています。

感想・レビュー・書評

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  • 整理整頓が苦手なので買ったら、片付けやすい間取りの本でした。
    目的は果たせずとも、面白かったです。

  • タイトルから想像していたのとはちょっと異なり、「家をどのようにつくっておけば散らかりにくいのか」という、片付けを設計の視点で考えるものだった。
    家を建てる予定はないけど、なるほどという事が多く、妄想して楽しめた。スキップフロアのあるおうち憧れるなー。

  • 家づくりの片づけ(収納)目線から整理されている本で、イラストと説明をバランスよく取り入れて解説されている。

    家づくりの際に生活空間を中心に考えがちだが、心地の良い生活空間をつくるのに押さえておくべき片づけ(収納)のディテール(寸法や収まり)を項目ごとにまとめている。

    ボリュームも多くなく、さらっと読める。

    2013年の本となるので、情報が古い部分もあるように感じるので、良いところを取り入れたいと思う。

  • 散らかりやすい家に共通する「建築上の仕組み」にメスをいれた、解剖図鑑シリーズ第2弾。いつも整理の行き届いている家には、あらかじめ「片づけやすい仕掛け」が施されているのです!(Amazon紹介より)

    ちょっとシュールでわかりやすいイラスト付きで、とても読みやすいです。タイトルで少々誤解をしてしまっていたのですが、片付けの本というよりは、片付けをしやすい・散らかりにくい住まいの工夫に関する本です。なので、これから家を購入しようと思っている方にオススメです!

  • 片付けのノウハウ集、ではありません。
    「家が散らかる理由を、建築学的観点から解き明かす」本です。
    新築、リフォーム、模様替え、などを考えている人には参考になります。なるほど、と思う指摘がいくつもありました。

    たとえば「土足の空間が欲しくなる」という指摘。
    マンション住まいなのですが、玄関ポーチがついています。
    ベビーカーもないし、アウトドアもしないし、自転車置き場は別にあるし、最初は「無駄な空間」だと思っていました。

    それが、いざ住んでみると、ダンボールや古紙の一時的置き場として大活躍。冬場の「みかん箱置き場」としても大活躍。

    これは良かった例ですが、キッチンでは「布類の置き場」にずっと困っています。収納は多いけれど、設計者は「布類」までは考えなかったのだろうなーと思いました。

    すべてのモノに場所が必要、というのも頷けました。
    散らかる要因は、場所が定まらないこと、定めた場所へのアクセスが悪くついそのへんに置いてしまうこと、が大きいです。

    音が響きすぎる場合は、フローリングにラグマットなどを置くと良いことも知りました。

    自分には必要ない部分もありましたが、読み物としても工夫されていて、読みやすくて短い文章、適切なイラスト、ちょっとコミカルな「トイレ進化論」や「布社会の上下関係」イラスト説明図、などなど、飽きずに楽しく読めました。
    実用書系で「読んでいて笑える」ことはあまりないので、その点も良かったです。

    後書きで、著者は「溜め込む系」であり、それは血筋らしいとの見解を目にして、私も同じくなので、親近感もわいた次第です。(そこからは脱出予定ですけどね!)

  • 『家はどのようにつくっておけば散らかりにくいか』という住宅設計について考える際の本、ということがはじめに記載されているので『片付けはどのようにしたらシステマチックに片付くかの詳細が掛かれているに違いない』と思って読み始めた人には「あっ、こういう本なのか!」と時間を無駄にしなくて良いところがサイコーに素晴らしいですね。
    家をつくる気も全く無いですが、自分の住んでいる家がどうして散らかるのかを考えるのには大変興味深く、ボリュームもさほど無いので楽しくサクサク読むことが出来ました。

  • 本日返却された本です、というワゴンに乗って、棚に帰る途中の本書に出会って一緒におうちに帰ることになりました。
    新幹線のお掃除チームの関連本を立て続けに読んでいて、掃除が早く確実に出来るのは、掃除しやすい仕組みがあるに違いない、と感じていました。棚に帰っちゃってたらきっと出会えなかった本です。前に借りてくれた誰か、ありがとう。
    港には倉庫が似合う、すべてのモノには収納がいる。
    腹落ちする情報が満載でした。
    家を建てる機会に恵まれたならより役に立つだろうとは思いますが、今の暮らしで出来る事を考えていこうと思います。

  • 注文住宅購入予定の方には快適な住まい作り要素が網羅されててお勧め。

    ・湿気に一切悩まない水回り配置
    ・洗濯物取込み後「服塚」無縁の空間寸法
    ・家具を買わず物が溢れない棚寸法
    ・狭小面積でも広く使えるトイレ配置等々。

  • 建築家が、主に新築や大掛かりなリノベーションを計画している読者に向けて、「こういう考え方で収納や間取りを考えるといいよ」とアドバイスしてくれる一冊なのだけれど、ユーモアあふれる語り口とイラストがなんとも言えないいい味わいで、読んでいて楽しい。

    自分が建築家に自宅の設計を依頼する、ということは決してないだろうと思うけれど、頼むなら、こういうおかしみを持ちながらも生活について真摯に考えている人がいいなあ、と思う。

    特に新築やリノベーションの予定がない人間でも、ああ、こういう考え方でモノの置き場所を考えるべきなんだな、と気づくこともあり、興味深かった。

  • 片付くためには何が必要か。
    設計時点からの工夫が必要であるという視点。
    たとえが面白くわかりやすい。イラスト多用で視覚的にもわかりやすい。全てを取り入れられるわけではもちろんないが、応用できるかもという発想も含めて、非常にタメになり、そしてなにより、知らないことばかりでとても面白かった。

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著者プロフィール

三菱電機株式会社 情報技術総合研究所

「2020年 『IoT・AIを利活用したヘルスモニタリング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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