- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767816906
感想・レビュー・書評
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ある有袋類。睡眠時間(うとうと時間も含む)はおよそ16時間。エレガントな消化器官を持ち合わせているため、消化効率がすこぶるよく、羊の3分の1の草でよい。ただし、食物繊維のかたまりを食すので、一回の食事を完全に消化するには二週間もかかる。エレガント!
水分もあまりとらない。羊の20%でよい。代謝のわるい生活をしているのは乾燥地帯で生きのびるため。糞は立方体。糞で縄張りをするため。コロコロされては不都合なので、きちんと立方体の糞をぽと。のろまなようで、敵が来ると意外に素早い。近くの巣穴に頭を突込み、おしりでフタをする。おしりの軟骨はブーツ並みに固く敵を寄せつけない。セクシー?
この有袋類はウォンバット。p187。たった1ページでこれだけのことをユーモアのある筆致で教えてくれます。たとえばほかに、ヤシガニの項を読むと、アイスキュロスの悲劇性についての深い考察を読者に喚起します。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このたぐいの本、後悔するだろうな、と思っているのについつい読んでしまう。
話のタネとして面白いことは面白く、ときどきはへーと思うこともあるのだけれど、
「(日本では)素揚げにしたものや生のままのハチ(文脈からして蜂の子のことではない)が好んで食べられる」
「推定ではイギリス人は年間1キロの節足動物を消費しているという」
みたいな誤訳なのか誤解なのか(→訂正。エビ・カニは節足動物だった)、はたまた冗談なのかよくわからない記載がちょくちょく出てきて、ほかのところを信じて大丈夫なんだろうか。
1つの動物について1~2ページの記載。本当に知りたいことは書いてない。 -
奇妙な生き物を、ブラックユーモアを交えて紹介。
早川いくを『へんないきもの』シリーズに似てる印象。
情報量はこちらの方が多い。
著者が外国の人ということで、日本人には馴染みのないジョークが気に入れば楽しめると思う。 -
デザインはいい
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この手の本としてはよくある内容.砕けた言葉の日本語訳が少しぎこちない.
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ダントツで奇妙なのがアオミノウミウシでしょう。その美しい仮面の下には残忍な殺し屋が隠れています。いわば海のファム・ファタール。
…なんて解説をイラストや写真とともに読んでると、時間が経つのを忘れてしまいます。こういう本こそ家においておきたいよね。 -
本屋にて表紙買い。
……装丁は綺麗、収録されている図版や写真はすべてカラーで見やすく秀麗。
網羅されている動物も、無脊椎動物から哺乳類まで、陸海空すべての範囲に渡って全100種以上…… と、ものすごく豪華で充実した内容、なのだけど……
なのだけど。
なんだろう、この、全体に漂うチープ感というか、深夜の海外通販番組を見たあとのような読後感……。
(「ハーイ、ボブ! それはなんだい?」で始まるアレです、アレ)
おもしろくないわけじゃない。買ってソンした、と思う内容でもない。なんだけど、なんともしょっぱい読後感の、不思議な一冊。
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内容自体は大変興味深く面白かったのだが、翻訳が微妙であまり頭に入ってこなかった。
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知らなかった動物や昆虫を知れて幸せ