神社の解剖図鑑

著者 :
  • エクスナレッジ
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本棚登録 : 611
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784767821009

作品紹介・あらすじ

世界に誇る神社の魅力にせまる!鳥居、社殿、門・塀・垣、狛犬、神絞などのカタチの意味から、『古事記』『日本書紀』にまでさかのぼる神様と、そのご利益まで、日本各地の神社の見かたを完全図解。

感想・レビュー・書評

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  • 神社を建築物としての部分にフォーカスをあてつつ、神社の魅力について教えてくださる…という認識で読む本
    わかりやすい図解が全ページに及ぶまことに親切心あふれる本である
    非常にロジックがしっかりした絵だが、嫌味のない柔らかい質感でとても落ち着く
    どんな方が書いたのか気になって調べてみると、建築学科出身のイラストレーターさんであった
    そりゃロジックに間違いないはずである
    大変失礼致しました

    著者は日本建築史、建築技術史を専門とされている米澤貴紀氏
    立派な博士であった
    こちらの米澤氏は鎌倉の出身で幼少期からお寺や神社で遊び寺社建築に親近感があったとのこと
    建築設計志望だったが、建物とそれを取り巻く文化を研究したいとのこという志しから現在に至るという立派な方である
    意外とお若い(笑)


    〔完全なる備忘録のため、ネタバレ有〕

    1章.神社の建造物に特化した内容

    ○鳥居のデザインは大きく分けて2種類
    ・神明系…島木なし、笠木が地面と平行、笠木の切口が五角形、伊勢神宮など とてもシンプル
    ・明神系…島木あり、笠木、島木とも反りがある、中央に額束あり
    神域への入口なので視覚的効果を狙った特徴的なものが多く、面白い
    意外と見ているようで観察できていないことが判明

    ○神紋
    植物、鳥、祭神の象徴のデザインなど多彩で興味深い
    熊野本宮の八咫烏が個人的にはお気に入りだ
    神紋となった理由が各神社にあるはずなので、ここに注目すると神社の歴史背景がわかるのでは?

    ○狛犬
    魔除の役割
    他の動物もあり
    源流はオリエント文化

    ○神使
    稲荷神→狐
    天神→牛
    大黒様→鼠
    住吉神→兎
    日本武尊→狼、白鷺
    八幡神→鳩
    他にも蛇、タコ、ナマズ、ウナギ、亀…等
    狛犬と神使の動物は役割が異なる

    ○社殿
    本殿だけではなく拝殿や幣殿も含む

    ○垣、回廊、門は俗と聖との境
     なるほど!


    2章.神話と神社の深い関係

    各神話のいわば名場面の舞台
    とされている各神社の紹介

    ○自凝島神社…国生み神話
    ○英彦山神社…アマテラスとスサノオの誓約
    ○天岩戸神社…天岩戸隠れ
    ○白兎神社…因幡の白兎
    ○出雲大社…オオクニヌシ国譲り
    ○高千穂神社…天孫降臨
    ○和多都美神社…山幸彦、海幸彦
    ○大鳥神社…鳥になったヤマトタケル

    古事記が好きな自分にとっては大変興味深いが意外と訪れたことがない神社が多いのが残念である
    しかし各地に神話ゆかりの神社があるので、それはそれで楽しめる
    上記の神社は今後の楽しみにしよう


    3章.神社の歴史

    元々は自然崇拝から始まった八百万の神への信仰
    そして仏教が伝来し広まっていくにつれ、神と仏(神社と寺)の関係は変化していく
    神は仏教の守護神となり、仏と一体化するがまた分離する
    うむ
    これに政治が絡んで歴史が動いたものである
    どうしても歴史と権力が絡むのが残念なところである
    純粋な日本人の信仰が汚されるようで腹立たしいものである

    この辺りはとても興味深いのだが、これを各神社の紹介と併せての説明のため、内容がやや希薄。
    別途調べてみたい。


    4章.神社は何を祀るのか

    ○自然崇拝…山、岩、木、滝
    ○性器信仰…男根
     例)田縣神社 五穀豊穣
     なかなか興味深く、車で行ける範囲なので行ったことがある 海外からの観光客も多いのだが、キャッキャッした感じが否めない
    まぁ若い子達もそんな感じであった
    時にはまじめに本当の信仰の意味を理解していただきたいなぁ…と偉そうに思った
    ○異形のもの…魔物、怪物を鎮魂しその不思議な力をご利益へと転化させる
    ○三種の神器…熱田神宮 草薙剣
    ○天皇…明治神宮 明治天皇
    ○戦国大名…日光東照宮 徳川家康
    ○戦争功績者…乃木神社、東郷神社、靖国神社

    個人的に自然崇拝系神社は魅力的だ
    山、滝、岩、木
    神秘とパワーを感じる
    自然を大切にする日本人の心も好きだ
    登山が好きなのも自分的に納得

    5章.神社のグループ

    ○稲荷信仰…穀物や食物の神への信仰から生まれた 神使はおなじみ狐
    ○住吉信仰…航海神 神功皇后の三韓征伐のルートに位置する
    ○諏訪信仰…武、猟、風の神
     山と神木がご神体で本殿を持たない
    ○春日信仰…国の繁栄 興福寺との強いつながり
    ○八幡信仰…武門の神、守護神
    仏教との関わり合いが深い
    ○伊勢神宮
    ○祇園信仰…八坂神社 由良が複雑 疫病除け
    ○浅間信仰…富士山がご神体
    ○宗方・厳島信仰…航海神、軍神
    ○金比羅信仰…大物主神を祀る 航海安全
    ○三嶋信仰…武家の守護神
    ○天神信仰…学問の神 菅原道真 御霊

    三嶋信仰なるものを知らなかった
    ひとつ知識が増えた

    6.神社のご利益
    あまり興味が持てないのでパス


    ガイド本の要素が強いので、じっくり読むというより神社参拝に持参したい!
    行く前に知識として読んでおきたい
    という感じ
    個人的はもう少し深いところが知りたいので、少し物足りない
    うーむ
    実家の父の本だからなぁ…
    買うほどでもないような…
    うーむ

    しかし読んで良かった
    出逢いに感謝である

    • やまさん
      ハイジさん
      こんにちは。
      いいね!有難うございます。
      やま
      ハイジさん
      こんにちは。
      いいね!有難うございます。
      やま
      2019/12/01
    • ハイジさん
      やまさん
      こんにちは
      こちらこそ有難うございますm(_ _)m
      やまさん
      こんにちは
      こちらこそ有難うございますm(_ _)m
      2019/12/01
  • 最近神社行きたいなあという気持ちがたかまってきたので読んでみた。取り上げてるのはメジャーなところが多いかな。入門編にいいのでは。

  • 日本各地の神様とご利益が丸わかりの1冊です。パワースポットや御朱印ガールブームなど今ホットな神社業界を分かりやすいイラストで体系的にまとめています。

  • <目次>
    第1章  神社ってどんなところ?
    第2章  神話と神社の深い関係
    第3章  神社の歴史をたどる
    第4章  神社は何を祀るのか
    第5章  神社のグループはこうできた
    第6章  神社の素敵なご利益

    <内容>
    イラストでまとめているところがミソかな?ただ神社の住所とかをもうちょっときちんと書いてくれても(巻末にはあるけど…)いいかな?欄外の中は小さすぎるし、おじさんにはきつい編集でした。第6章は、「へえ」ですね…何でもご利益があるんだね…

  • 【資料ID】 71600892
    【請求記号】 175/Y
    【配置場所】 普通図書

    我々日本人と神社は、日々の生活において密接なつながりがあります。
    初詣や七五三、厄除け祈願など…。人生の区切りごとに神社に訪れていませんか?
    しかし実際のところ、神社のことをよくわかっていないかも。
    こちらではふんわりとしたやさしいイラストとともに、神社初心者のために丁寧な解説がなされています。いつも訪れている神社のことをもっと知りたくなります。
    そして、意外な発見があるかもしれません。

  • @routecafeandthings.

    寺社そして御朱印に興味がでてきた今日このごろ
    パラパラ見るだけで面白い。

    こういう知識をもって訪れるべきだなあとおもうけどその時には結局わすれてる笑

    もう一回古事記を勉強して
    やっぱり出雲大社に行きたい

  • 978-4-7678-2100-9
    C0026¥1600E.

    2016年1月1日 初版第1号発行
    著者:米澤貴紀(よねざわ たかのり)
    発行:株式会社エクスナレッジ
    タイトル 神社の解剖図鑑
    日本各地の神社と御利益がマルわかり

    目次より
    神社ってどんなところ?
    神話と神社の深い関係
    神社の歴史をたどる
    神社は何を祀るのか
    神社のグループはこうできた
    神社の素敵な御利益
    -----------------------
    著者さんは工学博士 専門は日本建築史

    雑学集というか コラム集というか 系統だっておらず
    この神社はこうですよ へぇ~ って繰り返し
    本の終わりころに参拝の仕方とか載ってました。
    自分の期待していたモノとは違ってましたが一通り眺めました。
    タイトルと目次だと おもしろそうだなぁって思うんだけど
    自分にとっては細か過ぎた。
    鳥居の種類とか屋根の形の差とか 狛犬の種類とかその意味とか
    ~神社 ~宮 ~大社 ~神宮 名称の差はなぜあるのか?等知りたかったんだけど住吉神社グループ、諏訪神社グループなど、一段細分化された先の事で知りたくは有るけれど、その手前の大前提に触れることが無く消化不良で楽しめなかった。
    出雲大社にある国譲りの岩戸の絵を描かれてもねぇ・・・写真ならまだしもw

    この書籍 続きの「解剖図鑑2」ってのが出てるので この本はうけたんだろうけど・・・。

  • 特殊な狛犬とかも色々あるんだなぁという感じ。

  • 色んな神社(神宮、天満宮、稲荷などなど)について詳しく説明してあって、面白かったです。
    が、途中で飽きちゃいました。

    自分が行ったことある神社や住んでいる地域にある神社は特に興味を持って読むことができたので、参拝済みの神社の数を増やしてからまた読むといいのかな~と思いました^^

  • 閲覧室 175.9||Yon  「動物おみくじと私」

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