- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767822051
感想・レビュー・書評
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p11
たとえ狩りに失敗しても、
優雅でサマになるのは
グレイハウンドだけ。
p63
フリーチェ・カゾラーティ
ベートーベン
この絵を形而上絵画風に解説すれば、冷ややかで殺風景な部屋の真ん中に犬と少女が配置され、半分だけ顔を見せた不安げなギターがその背景を寸断している、といったところか。
p154
ボーダー・コリーの
きりっとしたまなざし
人間と羊にはこうみえる
「僕にまかせて」
本としての体裁は退屈ではあるものの、犬が好きなので問題なくサラッと読了。クラシックな絵画だけでなく、00年代以降のものの方が多かった印象。それから欧州中心かなと。
ポスターちっくなテキストも素敵。
コーギーじゃなくて、ヨークシャーじゃない? と思ったのが1枚。
猫も読みたいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どんなに遅くに帰っても、飛びついて駆け寄ってくる愛犬ラック(ミニチュアダックスフント。オス6歳)。
ある日帰ると、その泣き声と足音がしなかった。
去勢手術の傷跡が痛んで入院することになったのだ。
いつも傷跡をなめていたラック。
きちっとした治療をしてあげなければならなくなった。
6年前に、我が家にやってきた彼が居ないだけで、家のありようまで変わってくるようだ。
このプチペットロスを癒すために、今年の妻の誕生日に贈ったこの本を手に取った。
残念ながら読まれている形跡はなく、新品のままマガジンラックに放置されていた。
「この本では、ページの隅々にまで犬に対する人間の深い愛情があふれている。その愛情は、決して一方通行ではない。犬も人間も互いを必要としているのだ」
愛らしい姿。
安心した寝顔。
飼い主に寄り添う安心感。
名画の数々から、犬の命の鼓動が伝わってくる。
ラックが帰ってきたら、この本もまたマガジンラックに戻る。
いずれにしても、犬は「人間の最良の友」。
そして、我が家は「犬は鎹(かすがい)」だ。 -
犬ならではの存在感は多くの画家たちによって画面に定着されてきた。
カメラ目線の犬が多く登場する。
たしかに犬はいつもこっちを見ているから。
丸いコロコロとした犬よりもスラリとした首や足の長い犬の絵が多い。空間的で画家を引きつけるのだろうか。