本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784767832449
作品紹介・あらすじ
見かたがわかれば、京都の庭園はもっとおもしくなる!
目から鱗の庭園の鑑賞術
桂離宮、龍安寺、東福寺、醍醐寺三宝院……
はたまた現代アート、ストーンヘンジと縦横無尽に駆け巡る。
人類1万年の歴史までつながる京都の庭園の美しさの秘密
庭園に秘められた作庭家の思想、真の庭園の味わい方を
美術評論家の著者が教えます。
何度も行ったあの庭も、視点が変われば見え方も変わってくる。
京都の庭園に行きたくなる、観光のおともにもなる1冊です。
【目次】
ⅰ 京都の庭園を〝耳〟で味わう
ⅱ モダンの庭─昭和の作庭家・重森三玲
ⅲ 思想の庭─哲学を込めた夢窓疎石
ⅳ 月の庭であり、宇宙の庭 桂離宮
ⅴ 悟りの感覚を空間で体現する 龍安寺
ⅵ 京都の庭園から現代アートへ
感想・レビュー・書評
-
京都を訪れた際、“恵文社”でこの本を見つけました。もともと庭園巡りが好きなので、これだ!と思い、買うことに!美しい庭園をつくった作庭家の方の思いを知ることとなり、見方も変わり、再び訪れたくなりました。京都に行きたいなぁと思ったら、開く一冊となりましま。
-
表紙に惹かれて手に取った一冊。
表は龍安寺、裏は重森三玲庭園美術館。
龍安寺の紅葉と、重森の庭の苔の緑が印象的だ。
最初、なぜ美術解剖学の専門家が京都の庭園について書くのかと訝りながら読み始めた。
著者が主催するオンライン講座を書籍化した物だというが・・・。
第1章の「京都の庭を音で楽しむ」という方向はとても面白かったのだけれど、2章以降はまた違うコンセプトで話が進んでいく。
第1章では、寂光院、詩仙堂、醍醐寺三宝院と取り上げられる。
第2章では、モダンの庭として、瑞峯院、東福寺(もちろん、重森三玲の庭もある)、光明院、そして重森三玲庭園美術館と続く。
第3章では夢窓疎石へ。
疎石が京都の大寺院の庭を造るまでの足跡をたどりつつ、自然に向き合いながら仏教で得た世界観を表現したことを跡づけている。
(といっても、庭園の専門家のように立証していくわけでもなく、割とエッセイ調だ。)
第4・5章は、「宇宙の庭」とくる。
月を見るための「装置」として作られた桂離宮のあり方や、謎に満ちた龍安寺の石庭が取り上げられる。
月を見る庭だから、宇宙というのは割と分かりやすい。
龍安寺については、15個の石を一度に見渡せる視座がないという謎に、布施流に答えていく。
現代アートのイサム・ノグチ、李禹煥が最後に登場して終わる。
李がベルサイユ宮殿に作った庭が、ストーンヘンジに似ているという話から、現代アートを飛び越えて、古代ともつながっているという話は面白かったのだけれど、ここらへんになると、もう京都の庭と結びつけなくてもいいんじゃないかという気がしてくる。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50357908
著者プロフィール
布施英利の作品
本棚登録 :
感想 :

素敵な表紙ですねぇ…
今の京都がこんな感じなんでしょうね♪
テレビとかで見ると、京都の紅葉って
ウチのあ...
素敵な表紙ですねぇ…
今の京都がこんな感じなんでしょうね♪
テレビとかで見ると、京都の紅葉って
ウチのあたりの紅葉と格が違うような感じがします^^;
まっちぃさん、遅くなりましたが
こちらからもフォローさせてください。
これからもどうぞよろしくお願いします。
コメントいただきありがとうございます!
京都、良いですよね〜
行きたくなるとこの本を開いて、より一層、行きたくなりま...
コメントいただきありがとうございます!
京都、良いですよね〜
行きたくなるとこの本を開いて、より一層、行きたくなります^ ^
かなさんの本棚、いつも参考にさせていただいています。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
“(新装版)京都 ものがたりの道”も早く読みたいです。