- 本 ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784767832814
作品紹介・あらすじ
稀代の超人
弘法大師・空海は
なぜ、人々の心をつかむのか?
仏教のみならず、
書道・芸術・語学・土木・建築などあらゆる分野で才能を発揮した
日本仏教界のスーパースターこと、弘法大師・空海。
生誕1250年を迎えてなお、人々の心を掴んで離さないカリスマ的存在です。
そんな「空海さん」こと「お大師さま」の魅力や生き様、
伝説、歴史的事象、人間関係はもちろん、
彼が説く深淵かつ明解な真言密教の教えや世界観、修行や修法まで
要点を掴みやすい年表や地図、人物相関図やイラストを用いて徹底図解。
1冊を通して読むことで、
弘法大師・空海が生きた平安初期当時の社会情勢や歴史も分かります!
感想・レビュー・書評
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「解剖図鑑」シリーズ、好きです。
こちらの本は、空海よりも密教の解説の方に力点を置いてあったように思います。
「自分の中にすでに仏がいる」
この考えはきっと当時斬新だったはず。
そういうものの考え方がすんなりと受け入れられるあたりに、空海の凄さがあったのかな。
なんだかんだ複雑だけど、学びもあって面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
わかりやすぅ〜
十住心論の解説本読んでも頭に入ってこなかったけどこれは図解が可愛くて学びが捗る。
空海と密教について浅く広く基礎知識を付けることができる。
お寺行って目にするものの起源とか意味が分かっておもろい。またお寺行きたくなる。 -
初学書のようであるが、内容は広く、そして程よい深さで説明してくれているので、とても読みやすい。
絵や図がふんだんに使用されており、わかりやすいと思うページがある一方で、ここでは文章で書いてくれると理解しやすいと思うページもあった。ただ全体としては絵や図があるメリットが大きかった。
個人的には思想的な部分の理解を深めたかったので、その意味では新たな発見などはなかったが、密教や真言宗の勉強における最初の一冊としては良書であると感じた。 -
タイトルどおり、空海と密教の解説本です。空海といえば、弘法大師という尊称と高野山金剛峰寺を開いた平安初期の密教僧ということくらいしか知らなかったので、どういった人物であったのかとか、そもそも密教とは?とか曼荼羅の解説なんかもあって非常に面白かったです。俗名が佐伯真魚(さえきのまお)と伝わっているそうなんですが、なんかかわいい名前で親しみを覚えました。