天野喜孝 (イラストレーション別冊)

著者 : 天野喜孝

• 玄光社 (2014年6月28日発売)

感想・レビュー・書評

[mocmoさんの感想 · 2023年7月30日]

　一度も好きだと言った覚えがないのに何故か親が買ってきてプレゼントしてくれたのでとりあえず受け取った本。アルスラーン戦記が好きではあったので、文庫版の装画を描いていた人だとは分かったけれど。いつかこの人の絵の良さが分かるのかなと思いながら時々眺めてみるが未だにそんなに好きにはなれない。アナログらしい塗りムラや、鉛筆の線が残っているようなところが、隙のないデジタルイラストにかぶれてしまった私には合わないだけかもしれない。構図や色遣いには目を引くところがあり、眼鏡を外して眺めると好みの雰囲気だと思うものが多かった。やさいのようせいは昔アニメを見ていたせいか普通に見ても割と好き。
　自分の好みは置いといて、芸術系のムックとしてはなかなか良い本なのではないかと思う。さほど厚みのない本なので、よく知る人からすると物足りなさがあるかもしれないが、私のようなにわかが読むにはコスパよく豪華だと思う。対談やインタビューに紙幅が割かれているのも、雑誌の特集記事の拡大版だと思うと納得できる構成。個人的には、作品だけ載っているものより作者の言葉に触れられるものの方が嬉しいので、その点でも満足できる。

[マンボウ大解剖さんの感想 · 2023年6月10日]

ガッチマン、ヤッターマンの絵好き

[猫丸(nyancomaru)さんの感想 · 2014年6月24日]

宇野亜喜良×天野喜孝 対談ですって！

玄光社のPR
「イラストレーション195号で好評を博した天野喜孝特集を大幅に拡大し、
1冊丸ごと天野喜孝氏を特集するムックです。
氏のこれまでの作品を数多く掲載する他、インタビューや制作過程の紹介、
宇野亜喜良氏との対談も実現。
本書でしか見ることの出来ない貴重なスケッチも多数掲載!」

著者プロフィール

1952年、静岡生まれ。イラストレーター。ゲームソフト「ファイナルファンタジー」のキャラクターデザイン、ビジュアルコンセプトを担当。また、小説の装画、挿絵を手がけるほか、舞台美術、映画監督などで、世界的に活躍中。

「2018年 『バロルの晩餐会 ハロウィンと五つの謎々』 で使われていた紹介文から引用しています。」