安西水丸 青山の空の下 (イラストレーション別冊)

著者 :
制作 : イラストレーション編集部 
  • 玄光社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (113ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784768305409

感想・レビュー・書評

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  • 文藝別冊に続いて読みました。
    いい作品です。絵や本がほしくなりました。

  • 今年3月に亡くなった安西水丸の追悼特集。水丸さんの生い立ちや数多くの仕事が紹介されており、著名人による追悼の文章や対談も多い。また、村上春樹との全仕事も紹介されており、誇張なしに盛り沢山の内容となっている。

    彼の脱力的な絵は計算というよりセンスそのものらしいが、その基盤となるイラストレーターという仕事への信念も窺い知れる。いい仕事をし続けたいという、一層感化されるものがあった。

    最後の方にあった、村上春樹には高尚な部分と大衆的な部分があって、後者を育てたのは安西水丸で、彼がいなければ気取ったジャズ小説家だっただろうというのはなかなか的を射ていると思う。二人のベストワークは誰が何と言おうと中国行きのスロウ・ボートの線のない洋梨であろう。

著者プロフィール

安西水丸 あんざい・みずまる(1942-2014)

東京生まれ。イラストレーター。
日本大学芸術学部卒業後、電通、ADAC(ニューヨークのデザインスタジオ)、平凡社でアートディレクターを務める。
1981年、フリーのイラストレーターに。
以降、広告、雑誌の表紙や挿絵、書籍の装画などで活躍のかたわら、小説、エッセイ、漫画、絵本なども数多く手掛け、今なお高い人気を博している。朝日広告賞、毎日広告賞、日本グラフィック展年間作家優秀賞、キネマ旬報読者賞など受賞多数。2005年には東京イラストレーターズ・ソサエティの理事長を務める。
自著に小説『アマリリス』、エッセイ『たびたびの旅』、絵本『がたん ごとん がたん ごとん』『クッキーのおべんとうやさん』、漫画『青の時代』『完全版 普通の人』など多数。
作品集として、これまでの作品や活動を初めて網羅的に収集した『イラストレーター 安西水丸』、一人のイラストレーターが何を感じ、どのように過ごしてきたのか、珠玉の絵に言葉を添えた『一本の水平線』がある。

「2022年 『安西水丸 カレンダー 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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