100歳時代の新しい介護哲学: 介護を仕事にした100人の理由

制作 : 久田恵  花げし舎 
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784768435687

作品紹介・あらすじ

元芸人、元銀行マン、元ダンサー、元主婦……、様々な人生が様々な理由で「介護の仕事」へたどり着く。起業チャンスに賭けて、生活のために、たまたま知人の紹介で、母親の背中を追ってなど、はじめたワケはそれぞれだけど、いつの間にかのめり込み、介護職という人生にはまり込んだ100人100様のリアルな声を集めた稀有な一冊。これから介護される人も、これから介護する人も必読!

感想・レビュー・書評

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  •  若い頃、人生いかに生きるべきかという人生哲学に触れたことがあります。後期高齢者目前の今、介護という世界に触れる必要を感じています。介護とは相手の喜怒哀楽を受け止め、その生活を、その人生を、その生死を支える仕事。ただ、介護の素人の場合、頑張れば頑張るほど、頑張れない自分に出会ってしまうし、相手の気持ちを察しなければと思えば思うほど、優しくない自分と遭遇してしまう。介護哲学は現場に生きる介護職の人たちから生まれてくる。介護で一番大事なのは「触る手」、そして、その人らしさに深く寄り添うこと。
     歳をとるってことは、もう人から年齢しか聞かれなくなるってこと とか。介護で年寄り扱い(赤ちゃん扱いも)はNGですね!

  • 介護職になるまでの様々な職
    どの話も面白い
    可能性に満ちた業界だ

  • 他業種から介護職に転職した人のライフストーリー集。ケアサポに掲載されていた記事をリライトしたものだそう。
    転職を考えている人の道標だけでなく、人事や管理職、監督職にとっても人材獲得・育成の手がかりになるのではと。

  • 6人の取材チームが3年にわたって介護職の人たちに聞き取りを続けた原稿。様々な分野・世代の人が参入してきている状況で、現場の草の根の介護職の人たちが日々働き、悩み、喜び、自問自答している中の言葉。

    片隅だった介護が、世の中のメジャーになってきた感を受けました。いつかは受ける身としては、希望が持てると思いました。

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著者プロフィール

1947年生まれ。ノンフィクション作家。『フイリッピーナを愛した男たち』(文藝春秋)で第21回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。主な著書に『母のいる場所――シルバーヴィラ向山物語』(文藝春秋)、『シクスティーズの日々』(朝日新聞社)、など。両親の介護歴20年。現在、花げし舎を主宰し、編集&取材チームを率いている。

「2018年 『100歳時代の新しい介護哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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