子ども兵を知っていますか?―アフリカの小さな町から平和について考える

著者 : 米倉史隆
  • 現代書館 (2012年10月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784768456835

作品紹介

子どもを戦場へと駆り立てる蛮行は、なぜ今も根絶されないのか?アフリカ・ウガンダの町で出会った元子ども兵と、平和を望む人びとの素顔を活写する。

子ども兵を知っていますか?―アフリカの小さな町から平和について考えるの感想・レビュー・書評

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  • 「アフリカの真珠」と称されるウガンダ。
    実際に著者が訪れた北部の町、グルでの体験記が中心にはなっているが、独立から現在までの国内情勢、取り巻く国際機関の対応、隣国の思惑とその折衝…と、著者の視点は目先の事象に留まらない。
    日本の戦争体験談までは拡げ過ぎな気もするが、更にエドワード・ホールやエリクソンの著作を引用しながらの、ルポの枠を超えた考察も興味深い。
    一方で、LRAの夜襲を逃れる「ナイトコミューター」、伝統的な紛争解決儀式「マト・オプト」など、キャッチー(と言っては不謹慎か?)なネタも盛り込み、とっつき易い構成。
    執筆中に父親になった経緯から(おめでとう!)、子どもを守る対象としてだけでなく、同じ共同体の構成員と実感するくだりは微笑ましい。
    ただ、最終章後半の、国際法上の「戦争」の解釈や、コンラート・ローレンツ「攻撃」のスポーツの効用に関する記述からの発想、戦争の原因についての確信、第9条改憲…この辺は思いつきの域を出ず、短絡的。

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