どっこい大田の工匠たち―町工場の最前線

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  • 現代書館
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784768457153

作品紹介・あらすじ

先進技術立国ニッポンの飛躍を支える東京・大田。伝統を受け継ぎ、いまの技に挑む、小さな工場の夢ある工匠たちの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 町工場で著名な東京・大田区が従業員3人以下の小さな工場で働く「大田の工匠」を表彰した。
    本書は、その中の17人を紹介している。各人がどのようにして技術を習得したかなど、興味深い
    話が網羅されている。「匠」を目指す皆さんに一読していただきたい。(本学職員推薦)

    ↓利用状況はこちらから↓
    http://lib.nit.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB00528271&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

  • 和図書 509.21/Ko83
    資料ID 2013103874

  • こんな職人気質が残っているうちは、日本は破綻しないと思わせる一冊。以下、引用。
    「空洞化、空洞化って騒ぐけど、空洞化ってのは真ん中のヤワなところがすっぽり抜けて空洞になることだろう。それなら俺たちは、まわりの枠になって残ろうよって、仲間たちはうまいこと言ってるよ」
    「仕事は、お金が先に行くとロクな仕事ができませんね。お金は後からついてくるものですよ」

    しかし、グローバルエリートかスーパー職人でないと職にありつけない、バカでいる権利がない世の中ってのも辛いもんだ、と思ってみたり。

  • 依頼される仕事は断らないことと、工具や刃物を市販のものに頼らないで必要なら自分で作るというのは、太田の工匠に選ばれた職人のほとんどに共通しているが、その仕事も菓子折り付きで、やり遂げた時に達成感のある特別な仕事と、日々のメシの種になる誰でもできる仕事があり、後者をおろそかにしていては「のめりこむ」ことができないという。心意気も見事で、「空洞化ってのは真ん中のヤワなところがすっぽり抜けて空洞になることだろう。それなら俺たちは、まわりの枠になって残ろうよ」って語り合う。磨き上げられるのは腕だけではないらしい。

  • ものづくり日本とはいうが、実際にものをつくっている人は少ない。ものづくりにそんなにイノベーションは起こらない。小さな実行の積み重ねがあるだけ。

  • 工匠大好き.すばらしい人たちです.

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著者プロフィール

作家、元旋盤工。1933年、東京生まれ。高校卒業後、大田区内の複数の町工場で50年余り旋盤工として働く傍ら、1975年、『粋な旋盤工』で作家デビュー。以降、ものづくりの現場で生きる人びとの人間模様を描いた作品を次つぎと発表。1981年には『大森界隈職人往来』で日本ノンフィクション大賞、2004年には『職人学』で日経BPビズテック図書賞を受賞。また、2003年には、科学技術普及啓発の功績で文部科学大臣賞を受賞している。著書に、『どっこい大田の工匠たち』(現代書館、2013)、『職人学』(日本経済新聞出版社、2012)、『町工場巡礼の旅』〈中公文庫〉(中央公論新社、2012)、『越後えびかずら維新』(小学館、2010)、『町工場・スーパーなものづくり』〈ちくま文庫〉(筑摩書房、2009)、『現場で生まれた100のことば』(早川書房、2008)、『道具にヒミツあり』〈岩波ジュニア新書〉(岩波書店、2007)、ほか多数。

「2014年 『町工場のものづくり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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