森達也・青木理の反メディア論

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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784768457634

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  • ジャーナリストの矜持を感じる対談

  •  映画監督の森氏と、共同通信を経てフリーの青木氏が、もはや瀕死の態であるメディアにもの申す対談。
     昨今のメディアトップと、首相の会食の頻度に代表されるような目に余るなれ合い。死刑制度における手続きの透明性の必要や、オウム真理教事件に見られる、なれ合いとたれ流し報道への批判。
     メディアの側が切り込む姿勢から権力や同業者へ気遣う萎縮へ転じ、視聴側は同調的な思考停止に陥る。朝鮮半島、沖縄、日本の敗戦後と報道が時代と共に変わっていった様子。
     知らず、ぶれていた自分の思考軸を補正出来たような気になるのである。

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著者プロフィール

1956年広島県生まれ。映画監督・作家・明治大学特任教授。98年、オウム真理教のドキュメンタリー映画『A』を公開。2001年、続編『A2』が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。11年に『A3』が講談社ノンフィクション賞を受賞。著書に『放送禁止歌』『死刑』『いのちの食べかた』『FAKEな平成史』『ニュースの深き欲望』他多数。

「2019年 『フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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