全訳 大和怪異記 古典怪談玉手箱

  • 現代書館 (2025年2月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784768459720

作品紹介・あらすじ

日本各地の異聞奇譚が大集結。
宝永六年刊行、著者未詳の奇怪な怪談集 初の現代語訳!

本書は、『日本書紀』をはじめとする歴史書から各地の地誌『風土記』、説話集など、古くは奈良時代に残された日本全国の怪異譚をおさめた古典怪談のアンソロジー。

化け猫、人面瘡、龍蛇、幽鬼、八百万の神、祟り、占い、夢枕、輪廻転生――不思議な話や伝説の生き物・妖怪が登場する不気味な話など、奇怪な逸話が105篇蒐集されている。

一体何者が蒐集し後世に残したのか皆目分からないという、その成り立ちからして怪異めいた奇書。ジャパニーズ・ホラーの原点ともいえる日本最古の怪談、その禁忌に上方文化評論家・福井栄一が挑む!

古典に関心のある方から、ホラー愛好家の方まで、今なお古びぬ良質な恐怖をひろく楽しめる一冊。

【収載エピソード一例】
*日本武尊(ヤマトタケル)、山神を殺すこと
*安倍晴明、花山院の前世を占うこと
*源実朝は宋の鳫の鳫陽山の僧の生まれ変わりであること
*吉田兼好の墓をあばいて祟りがあること
*鳳来寺の鬼のこと
*怨霊が主人の子を殺すこと
*夢告を得て、富を得ること
*女の死骸が蝶に変じること

みんなの感想まとめ

日本各地の異聞奇譚を集めた本書は、古典怪談の魅力を現代語訳で楽しめる一冊です。さまざまな奇怪な話が105篇収められており、化け猫や幽鬼、祟りなど、恐怖と不思議が詰まっています。短いエピソードごとにおど...

感想・レビュー・書評

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  • なかなか独特で面白かった。
    表紙がおどろおどろしかったから、もっと怖い雰囲気なのかと思いきやトンチキ話が多くてほっこり。
    筆者の解説がジワる

  • 各地の地誌や説話集などから奇怪な話を集約。現代語訳のため親しみやすい内容です。ほんの数行におそろしさや不思議さが詰め込まれており、現代ホラーの源流を辿る事ができます。「人面瘡」や本妻の残虐な話、殺生の報いを伝える話が特に怖く、印象に残りました。

  • 怪異譚。各話短文で簡潔。残虐な話ほど、短文のように感じた。あまりにも惨いので詳細は省きますね、みたいなことなんだろうか。

  • 日本各地の古い怪異譚集。
    現代語訳がわかりやすくてすらすら読めるし、古典らしい雰囲気もちゃんと伝わってきた。
    狐狸妖怪、憑き物、幽霊、転生と、内容も様々で古き良き日本の奇妙な話を最後まで楽しめた。
    表紙が何故かルドンだったり、ちょこちょこ挟まる注釈が何の役にも立たないけれど味があったりするのも魅力。不思議な読み心地の本でお気に入りになった。

  • やっぱし鹿は神の化身よね!わかるよ!
    それなのにニンニク抜いて投げて目に直撃させて殺すとかヤマトタケル氏ばちあたりすぎ!

    体長21mで全身から雷光を発して両眼がぎらぎら輝いてる大蛇、いかづち!かっちぇー!ほしい!

    龍の頭ってラクダなん…!
    じゃあ龍もご機嫌ななめだったら唾吐くん…!
    きったね

    蝶…2つ折の恋文が、花の番地をさがしている
    って!おい!おしゃれかよ!
    ルナール氏…おぬしやるなぁ…!

    “殺生の報いで目鼻がなくなる病にかかること”がダントツでゾッとする
    挿絵がシュールでこわすぎる!!!いやだ!!

    医は衣なり。医は威なり。医は稲荷なり
    医者は患者の前で外見を取り繕い、藪医者の尻尾を出さずに騙せという教え
    おもろー!

    人間は自然には敵わない的な教訓と思いきや、結構人間も健闘しててびびった

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/829013

    昔々の怖い話。
    まだまだ暑い日にいかがでしょうか。

    ちなみに表紙の絵の作者「ルドン」は検索するとこんな感じの絵が他にも出てきます。平気な方にはおすすめ。図書館の美術系の本にも載っています。

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著者プロフィール

大阪府吹田市生まれ。
京都大学法学部卒。京都大学大学院法学研究科修了。法学修士。上方文化評論家。四條畷学園大学 看護学部 客員教授。剣道2段。
上方を中心とする日本の歴史・文化・芸能に関する講演を国内外の各地で行うとともに、書籍を(本書を含め)通算30冊刊行している。
主な著書:『説話をつれて京都古典漫歩』京都書房 2013、『説話と奇談でめぐる奈良』朱鷺書房 2019、『鬼・雷神・陰陽師』PHP研究所 2004、『増補版 上方学』朝日新聞出版 2012、『古典とあそぼう(全3巻)』子どもの未来社 2009など。

「2020年 『現代語訳近江の説話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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