こじらせない家族 アサーションとバウンダリーから学ぶ正しい距離の保ち方
- 現代書館 (2025年3月25日発売)
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感想 : 7件
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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784768459737
作品紹介・あらすじ
こじらせたくない! だけどこじれてしまう、それが家族というものです。
「帰宅すると、どういうわけか、それまで楽しそうにリビングで会話をしていた家族が静まり返ってしまう」
「思ったことを率直に伝えているのに、どうしてギクシャクした感じになっちゃうの?」
そんな、家族関係の魔境に陥っていませんか!?
ジェンダー規範にとらわれず、パートナー間の役割も解体し、それぞれがそれぞれの家族をつくる時代。しかし、思えば私たちは、誰からも「家族」について教わったことがありません。
「こうすればオッケー、だいじょうぶ」といった模範解答もなく、多少のモヤモヤには目をつぶり、決定的なダメージを避けることができていればよしとする。なんとなく「うちには問題はない」とやり過ごしているうちに、どうしたわけかやってくるのです! 決定的な「こじらせる」瞬間が!
実父母、きょうだい、親子、パートナー、義父母に有象無象の親戚……。私たちは何らかの家族関係の中にあり、幼少期は親やきょうだい、結婚や共同生活をすればパートナーや義父母、子どもが生まれれば子ども、中年になれば年老いた父母や義父母と、歳を重ねるほどに家族は増減し、家族間で発生する問題も変わっていきます。
「うちはうまくいっている」。はたしてそうでしょうか? じつは誰かのがまんによって支えられていたり、「家族なんだからこれくらいがいいだろう」といった甘えを当然のこととしていたりしませんか。
本書では、新しい時代の家族を築くために必要な能力を「家族関係リテラシー」と名づけ、「人権」、「バウンダリー」、「アサーション」といった概念を使いながら、「家族関係」を見つめます。
考えてみれば「家族は他人」。だからこそ、よりていねいに、繊細に関係を見つめ、育む必要があるのではないでしょうか。
問題はあって当たり前、重要なのはこじらせないこと。そんな家族関係をめざす家族の教科書です。
感想・レビュー・書評
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「私たちは家族について何も教えられてこなかった」(p.11)
義務教育でも学ぶ必要があると思う。
「かぞくのがっこうカリキュラム」(p.26)は秀逸。
「共感すべきはまず自分自身」(p.169)
ついつい他人に共感してしまうけど、まずは自分からだよね。
アサーション権、バウンダリー、メタ認知や俯瞰、ポリヴェーガル理論、NVCなどにも言及されています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
バウンダリーという言葉が勉強になりました。
ドイツの精神科医、ゲシュタルトの祈りと同じ様なことだと思いました。…「わたしはわたしの人生を生き、あなたはあなたの人生を生きる。 わたしはあなたの期待にこたえるために生きているのではないし、あなたもわたしの期待にこたえるために生きているのではない。 私は私。あなたはあなた。 (以下略)」
全体的に既にこじらせている家族には効き目のない内容です。これから家族をつくっていくなら必要な知識だと思います。
いつも思うことは、こういうのを読んで自分は納得しても、働きかけるのが自分であることが納得できない。でも、割り切ったらいいのだという信念は持てるし、自分が相手の足枷にならないように生きることはできそうです。 -
視点や題材には共感できるも、ネガティブなことを言うと、これを実践して効果が得られる家族は軽症だと思った。
まともに会話できたり、話せば理解してもらえる家族だけなら、私も世の多くのひともこんなに苦労していないような…
そういう意味では、そもそもこの本はもうこじれてる重症家族向けではないのかな、と感じた。
ただ教育と広めるという意味では大切な内容だと思った。 -
367.3
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