ドイツ語学への誘い―ドイツ語の時間的・空間的拡がり

著者 :
  • 現代書館
3.40
  • (0)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 14
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784768469514

作品紹介・あらすじ

ドイツ言語文化の多様性を時空間の拡がりの中で詳述したドイツ語学入門。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • ドイツ語の歴史、方言について、さらにゲルマン世界に関わる宗教や神話について概観した本。ドイツ語史というのはあまり馴染みがなかったが、英語史や日本語史と比べながら読んでみると面白い。日本では言文一致で国家の統一を図ったが、ルターは話しことばと書きことばを明確に使い分けたことや、現代のドイツでケルン−ベルリンより北は低地ドイツ語の地域で、第二次子音推移を受けていないドイツ語(=新高ドイツ語)とは音韻が違うことなど、印象深い。(ドイツに旅行に行っても子音の差があるなんて意識できなかった。)この本ではルターがクローズアップされ、ルターの功績がドイツ語に与えた影響について大きく述べられているが、英語史や日本語史にルターに相当する人がいるとすれば誰か、と考えた。朝鮮語なら世宗?英語はジョンソン?あと神話そのものには興味が持てなかったが、比較言語学の手法に基づき比較神話学が確立した、という事実は興味深い。ドイツ語を中心に、広くゲルマンの言語や宗教を考えたい人におすすめの1冊。(07/07/11)

  • 主にドイツ語史的観点からドイツ語を見る。
    副題にもある通り、後半からはドイツ語という言語的側面からではなく、
    キリスト教と元々のゲルマンの宗教、日本の神話などを比べている。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

京都大学人間・環境学研究科・教授。
専攻はゲルマン語学。著書に『オランダ語学への招待』(大学書林)など。

「2014年 『「ベルギー」とは何か?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

河崎靖の作品

ドイツ語学への誘い―ドイツ語の時間的・空間的拡がりを本棚に登録しているひと

ツイートする