米沢藩 (シリーズ藩物語)

著者 : 小野榮
  • 現代書館 (2006年2月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784768471043

米沢藩 (シリーズ藩物語)の感想・レビュー・書評

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  • なせば成るなさねば成らぬ何事も成らぬは人のなさぬなりけり
    名門「上杉」の米沢藩。上杉景勝・直江兼続の時代、会津百二十万石から、関ヶ原の戦いで、米沢に三十万石で移封。しかし嗣子が無く、忠臣蔵で有名な高家筆頭吉良義央の長子を養子に迎え(その斡旋をしたのが、会津藩主保科正之)、お家断絶は免れたが十五万石に減封。しかし家臣を捨てず極度に財政悪化。後に救ったのが上杉鷹山である。(2006年刊)
     プロローグ
     第一章 伊達家の本拠地米沢
     第二章 上杉、越後から会津、米沢へ
     第三章 鷹山の登場
     第四章 鷹山の改革
     第五章 寛政の改革
     第六章 鷹山の学問と思想
     第七章 幕末維新の米沢藩
     エピローグ

    著者は米沢市の職員(観光課長、米沢市史編纂主幹)を経て、上杉文化振興財団副理事長。通説を大きく覆すものではなく、事実誤認もあり、やや校正不足を感じる。蒲生時代は2ページ余り。鷹山の時代が長く、それ以外はさらりとしている。 
    漠然ともてはやされる鷹山の改革であるが、本書を読む事でそのあらましを知る事が出来る。一番興味があったのは、改革後の米沢藩である。鷹山の改革が成功し借金を返済した割には、幕末の活動に精彩が無い事が疑問であったが、本書によると災害が続き財政は逼迫していたという。

  • 米沢に長期滞在した時に本屋で目について読んだ本。その場所で育った人とは違い新鮮な目で、その土地の歴史を感じる事ができる者にとっては大変参考になった本。小説と違いさらりと読めてしまうが、滞在中に何度も読み返し歴史に思いを馳せた事を思い出す。内容は上杉鷹山に多くをさいているが、伊達政宗の生地である事や越後の上杉家が移された事について書いてあった前半の記憶が強く残っている。関連を調べるうちに前田慶次の晩年を知り、堂森善光寺に何度か訪ねたことを懐かしく思う。

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