せかいいちおおきなうち―りこうになったかたつむりのはなし

  • 好学社
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769020035

感想・レビュー・書評

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  • 「おおきい」ことが 決して いいことではない
    生きていくうえで 何を重要視するのか
    ただし、守りに入ってしまうことだけは ちがうと思う
    何につけても レオレオニの絵が素晴らしいことだけは確か。

  • 小さなかたつむりが、お父さんに大きくなりたい、と言うと、お父さんは昔そんなことを言ったバカなかたつむりがいた…と話をしてくれる。

    小さなかたつむりは大きくなりたかった。
    そのうち、体を殻の中で動かすと殻が大きくなることを発見した。
    動かす場所によって、殻に角が生えたり、色がついたり…。
    小さかったかたつむりの殻は大きくなったけれど、殻が大きすぎて動けなくなっていた。
    食べ物のキャベツがなくなったら、次の食べ物を求めて移動するかたつむりたちにとって、移動出来ないのは致命的だった。
    仲間はそのかたつむりを置いて次の場所へ移動してしまった。
    そして、そのかたつむりは消えていなくなってしまった。
    あとに、残った大きな殻も時間とともにどんどんボロボロになり、崩れていった…。

    それを聞いた小さなかたつむりは大きくなろうとはせず、大人になっても、小さな殻のままだった。


    消えてしまうのはその通りなんだけれど、ちょっと虚しい。

    その話を聞いたかたつむりも、極端だなあ、と思う。

  • 分相応が良いですね。

  • 大きなおうちを欲しがる子かたつむりに

    お父さんは大切なことを教える話。



    とあるカタツムリのおうちがどんどん大きくなって

    みんながうらやむような豪邸になったんだけれども、

    食べ物がなくなり移動しなければならなくなって

    そのカタツムリは家が大きく動けなく餓死してしまう。。。



    ありのままの自分で十分。

    身分相応が一番ってことかな。

  • 谷川俊太郎さんの訳はいつも少し難解だ。読み聞かせの時は心して読まないと詰まっちゃう。
    せかいいちおおきなうちがほしいと言ったちびかたつむりにお父さんが聞かせる、せかいいちおおきなうちに住んだちびかたつむりのお話。
    必要ないものを無駄に持っているといつか身を滅ぼすよ、というお話。

  • かたつむりがりっぱになっていく様子は子供的には面白いみたいです。導入部分が少しだけわかりにくいと思って読み聞かせの時は補いましたが、別にきになっていないようでした。4歳の娘がもういっぺん読んでほしいといっていました。

  • かたつむりのとってもかわいらしいお話。そこに描かれている自然の景色や描写もとても素敵でした。

  • H22年9月 2-2

  • 絵だけでみて、自分でストーリーを考えても面白いですね。過去や権力やら、旅先の荷物になぞらえて物語を捉えてもよさそうですし、広がりがあります。最後のカットが象徴的です

  • 6年生へ ─ リーディングバディ向けの絵本 2010/06/11

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著者プロフィール

1910年オランダのアムステルダム生まれ。イラストレーター、グラフィックデザイナー、絵本作家。アメリカでもっとも活躍した芸術家のひとり。作品には「あおくんときいろちゃん」「スイミー」など多数。

「2017年 『レオ・レオニ壁掛けカレンダ-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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