ペツェッティーノ

  • 好学社
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感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769020073

感想・レビュー・書評

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  • 「ぶぶんひん」は、「ぶひん」と読み替えたほうがしっくりくる気もするけれど、「ぶひん」だとより機械的なイメージになってしまうという意図があるのかないのか。

    「ぶぶんひん」という言葉には、物質的な意味も、思考その他の意味もあるんでしょう。
    経験が人を作る、そして、いろんな形になれるようなしなやかさも持っていたい。

    子どもに読み聞かせたら??となるかもしれないけれど、あきらめずにチャレンジしたい絵本ではあります。

  • たりない ぶぶんひんは ひとつも ない
    「ぼくは ぼくなんだ!」

  • 自分には何にもなくて、きっと何かの部品なんだと思ったものの話。

    てっきり表紙のカラフルなものがペツェッティーノなんだと思ってたら、オレンジの四角が主人公だった。
    全然目にも入ってなかったし…
    それくらいの地味な何かだけど、何かの一部じゃなくてそれ自体で完成品、という自己肯定感を高める本でした。

  • 粉々になって気付く自分の正体。大人がハッとさせられるメッセージ。子供に何度も読んであげたい絵本です。
    タイトルは何もこんなわかりにくい名前でなくても、と思うけど、絵がとても美しくて、カラフルな四角形が組み合わさって作られている独特な生き物も子供の感性をくすぐりそうです。

  • ペツェッティーノは、おれんじ色のちいさな四角いかたち。
    ペツェッティーノは、小さい自分のことを、きっとだれかの部分品なのだと思っていた。
    たくさんのほかのものに会い、荒波をこえて、さいごにペツェッティーノは「じぶんがなんなのか」をみつけます。それは、ありきたりで、求めていた答えであるのだろうけれど、その当然さに、ほっとさせられます。
    自分のことを取るに足らないなんて思っている、10代に読んでほしい絵本。

  • 不思議な描写の背景と、シンプルな登場人物達。
    「ぶぶんひん」という表現もやわらかくて素敵。

  • 世の中にはいろんな人がいて、自分ってなんだろうって思う時もあるんだけど、私は私で大丈夫なんだなぁって思ってしまった。頑張ってこうできないと駄目かもとか、コレが出来なきゃ駄目かなとか思うんだけど、そうじゃないんだなというのを、本当に分かりやすく教えてくれる絵本だった。

    私は何もつけないで、私のままでいいんだなと思えて元気がでた。

  • 自分をとるに足りない小さな部分品だと思っていたペツェッティーノ。自分はだれの部分品なのかを確かめるために訪ね歩く。その先で見つけたものとは。
    自分は自分。自分であるってだけで完璧なんだ。6年生に読んでみた。

  • こどもに検討したがかなり抽象的なおはなし。なにかのぶぶんひん(かも?)がたびをへて自分を見つけるまで。

  • レオ・レオニで好きな本ベスト3に入るくらい好き。沢山の作品があってどれも好きだけど、これが一番わかりやすくて可愛くてシンプルだと思う。

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著者プロフィール

1910年オランダのアムステルダム生まれ。イラストレーター、グラフィックデザイナー、絵本作家。アメリカでもっとも活躍した芸術家のひとり。作品には「あおくんときいろちゃん」「スイミー」など多数。

「2017年 『レオ・レオニ壁掛けカレンダ-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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