- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769020080
感想・レビュー・書評
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カメレオンは、いろんな色に変わってしまいます。
自分の本当の色は何色なんだろう…。
探し続けるカメレオンでしたが、やはり自分の色がわかりません。
そんなおり、長老のカメレオンと出会い、
自分の色は何色かわからなくても、自分は自分だと教わり、
ふたりで仲良く色が変わるのを楽しむのです。
比較的短い文章で、色合いもはっきりしていて
よみきかせにはなかなかいいと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了
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中:自分がないなんて思う必要ないんじゃない?合わせることだって才能
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登録番号:0142066、請求記号:E/し
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2023年3月、6年生への読み聞かせ。小学校の体育館にて。
読み手3人。めくり手2人。音響1人。
お話のはじまりは男性の声で。2人のカメレオンのセリフを女性2人で。そして、クライマックスを女性2人の掛け合いで。エンディング、(めでたし めでたし)を女性2人のユニゾンで、幕をとじました。実は、これが大成功。クライマックスを女性2人で担当したことで、物語が華やかになり、カメレオンに春が訪れました。舞台袖で聞いていた私も心の中で、ガッツポーズしました。よかったね、カメレオン。 -
レオ・レオニの可愛い作品。このカメレオンにも名前をつけてあげてほしいな
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にじいろにもなってほしかったなぁ… と言っていました。
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行く先々で自分の色が変わる、カメレオンが自分だけの同じ色を欲しがる話。
それぞれの動物には色が決まってるのに、自分は決まってないということを不満に思うところが面白かったです。
何色にもなれてすごい!ではないんだな、と。
そして葉っぱにいれば色が変わらない、と気付いて喜び勇んで葉っぱに乗るけど、葉っぱが紅葉してしまうとは。
常緑樹だったら良かったのにね。
がっかりしているカメレオンだけど、別のカメレオンと一緒に暮らすことで、2人は同じ色でいられるという安心感を見つける。
多様性を謳うけど、やっぱり1人だけってのは寂しい気がします。
誰かと同じことで安心する部分もあると思います。