みどりのしっぽのねずみ―かめんにとりつかれたねずみのはなし

制作 : 谷川 俊太郎 
  • 好学社
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本棚登録 : 161
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (29ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769020110

感想・レビュー・書評

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  • 「アレクサンダとぜんまいねずみ」に続き、手に取った本。
    谷川俊太郎氏の訳が素敵で、声に出して読むのがたのしい。

  • 特にこのネズミシリーズは人間社会の動物化が露骨で、皮肉ながらも、独特のセンスとリズムでニヒルな笑いへと昇華させられるレオ・レオニはさすが。

  • 大人向けな感じの絵本。いまの自分は絶対?と問いかけるような。

  • 仮面を被ると、変わっちゃうのよねー怖いことね〜

  • これは戒(いまし)め、
    私たちが二度と誤たぬように。
    私たちが二度と見失わぬように。
    私たちが二度と離れぬように。

  • マルディ・グラのおまつりをまねたねずみたちのおはなし。
    私はレオ=レオニのねずみたちといえば『フレデリック』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4769020023が頭に浮かぶ、貼り絵じゃない挿し絵がちょっと意外。
    でもおんなじ絵。

    登場するのもフレデリックとおなじく、おとなしくあいらしい平和なねずみたち。
    そのねずみたちが、まつりごっこをしてみたところから歯車がくるいはじめる。
    おそろしいものに仮装してうなりあうまねごとが、いつのまにかほんとうのように思えてしまう。
    ロールプレイが現実にはみだしてくる。
    「仮想敵」を本当に憎むみたいに。

    けっこう怖いことを描いているな。
    でもお話も絵も、こどもをおどしすぎないラインを守ってる。
    忘却するけど痕は残る。
    最初と最後の絵が良い。

  • 京都のカフェに置いてあった絵本

  • レオ レオニ作品に共通する「ありのままでいいんだよ」というメッセージを強く感じる。周りを意識し、自分を大きく見せようとしがちな思春期の子どもや、大人たちに最適かも。

  • [自宅]

    図書館からいただいたリサイクル書籍。レオ=レオニはやはり不思議。お話の内容もだけれど、見開きの語りの次は見開きの挿絵のみ、という構成が続き、語りのページはやや字が多めだけれどもその次でしっかりと"絵本"となってくる。そして最後のページをめくった途端に「最初のと一緒!」と叫んだ息子。読んでいる私はあまり挿絵を真面目に見ていなかったので同じとは思わず、同じような平和なひと時の情景かと思いきや、めくり返してみると確かに一点を除いて全く一緒。子どもってある種すごいわ。

  • Bunkamuraの「レオ・レオニ 絵本のしごと」展のキャプションのあらすじが印象的だったので、図書館で借りた

    のねずみたちが、マルディ・グラにちなんで、自分たちでも仮面をつけるおはなし
    仮面は「役割」なのかどうか
    私たちはまっさらな(というものがあるとして)自分ではない何かになりながら、生活している
    そのなりきりスイッチが壊れてしまったときが、盲信的でおそろしい
    みどりのしっぽのねずみ は、教訓を体現している
    たとえば過ちは消えないし、それを真に忘れることなどできない
    だから私たちはそれを背負っていかなくてはならない
    風刺がきいていて、大人向きのおはなしだと感じた

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著者プロフィール

レオ・レオニ(Leo Lionni)
1910年5月5日 - 1999年10月11日
オランダのアムステルダム生まれ。イラストレーター、グラフィックデザイナー、絵本作家。第二次大戦でアメリカに亡命し、デザイナーとして活躍。『あおくんときいろちゃん』で絵本作家としてデビュー以後、『スイミー』『平行植物』など多数の作品を残した。
ドイツからアメリカに戻ったばかりのエリック・カールにニューヨーク・タイムズへの就職を斡旋、諸々の便宜を図り世に出るのを後押ししたことでも知られる。

レオ・レオニの作品

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