やまなし (画本宮澤賢治)

著者 :
  • 好学社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (42ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769023067

感想・レビュー・書評

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  • 「は?クラムボンってなに?
    かぷかぷ笑うの?ぷかぷかじゃないの?」S10

    小林敏也シリーズの「やまなし」。
    水の底の静けさが、あの耳がぼーっと冷んやりする感じが蘇る絵。
    水底にうつる影、見上げる水上。
    教科書で読むのとは全く違う。
    しーんとした空気さえ心地良い絵本。

    おれ、クラムボンは太陽だとおもう。
    かぷかぷ笑うと光がきらりってなるしさ、死んだって雲が出たりしてんじゃね?S12

  • 祝復刊

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    「多くの人の心に残っているであろう宮澤賢治の「やまなし」。その世界を繊細なスクラッチ技法により表現。蟹の兄弟が谷川の底から見上げた水天井や光、影が見事です。 」

  • 『クラムボン』とは何か…。判然としない世界観が最初から最後まで流れているのだけれど、深くを考えず、川の流れの中で身をゆだねているような気持ちにさせてくれるのは、画の効果か。個人的には精神安定効果を得られるので好き。

  • クラムボンは泡だという人の意見を見てから読んだから泡だとしか思えない笑 小学校とかで読んでたら、なんと思ってたかな。可愛らしい穏やかな作品。その中で世界の残酷さもちらり。

  • 職場で話題になったのであらためて読んでみました。
    クラムボン、の不思議なリズム感がいいのか?などど話していましたが、あらためて読んで私は、これは文と画をセットにした絵本だからよいのだ、と感じました。
    図書館のネット予約を利用したので偶然手にしたのが本書でしたが、川底から見るもうひとつの青い世界、月の光がとっても美しい挿絵に感動しました。
    清流の香りが漂う宮沢賢治の世界観をどんなふうに表現しているのだろう?と別の方の挿絵でも読んでみたくなりました。

  • 2023.11.16 5-1

  • 2023.07.08(土)雲

  • クラムボン。

  • 教科書

  • 2016年5月4日

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著者プロフィール

1896年、岩手県花巻生れ。盛岡高等農林学校卒。富商の長男。日蓮宗徒。1921年から5年間、花巻農学校教諭。中学時代からの山野跋渉が、彼の文学の礎となった。教え子との交流を通じ岩手県農民の現実を知り、羅須地人協会を設立、農業技術指導、レコードコンサートの開催など、農民の生活向上をめざし粉骨砕身するが、理想かなわぬまま過労で肺結核が悪化、最後の5年は病床で、作品の創作や改稿を行った。1933年没。

「2019年 『銀河鉄道の夜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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