人工知能のパラドックス―コンピュータ世界の夢と現実 (ケイ・プラス・ケイ・プレス)

制作 : Sam Williams  本田 成親 
  • 工学図書
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本棚登録 : 31
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769204657

作品紹介・あらすじ

1900年、パリ。ドイツの数学者ダーフィト・ヒルベルトは「数学の諸問題」と題する歴史的講演をおこなった。この講演はある意味で、人工知能研究の前史をなすものだった。計算機科学に理論的基礎をもたらした「チューリング・マシン」の提案は、1930年代のことである。そして、1946年、初の電子的汎用コンピュータENIACが登場し、1956年のダートマス会議の開催により、AI=人工知能研究が科学と産業の世界に躍り出た。その後、AIに関係する諸分野は最も熾烈な知的論争の場となってきた。そこでは信条や主観がせめぎあい、AIの時代がはたして来るのか、行く手には"破滅"のみが待っているのか、来るべき未来のAI像は混沌としていまだ揺れ動く。

感想・レビュー・書評

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  • ハイテクの世界は宗教の世界と似てる。
    人工知能について書かれたノンフィクションとSFの間には常々明確な境界線が存在しているわけではない。その理由の1つは人工知能研究社が主要な専門用語やアイディアの多くをSFの世界から導入している。さらにまた人工知能の研究者には、科学と妄想とが接し合う細い線上を好んで歩く性癖がある。しかしその最大の原因は人工知能研究を促進し、具現化させる力の多くが人々の潜在意識のレベルに秘められていることにある。だからこそSF作家や映画製作者たちはそこに最高の物語や象徴的表現の源泉を見出そうとする。

  • 原題「ARGUING A.I. The battle for 21-century science」

    邦題の「人工知能のパラドックス」

    読み終わったときの題名と文章の対応がいまいちよくわからなかった.
    何がパラドックスなのか?
    その点,原題の方が適当である気がする.
    本書は人工知能の歴史を解説しており,その歴史において数多の科学者が夢を見た人工知能と,21世紀までに成し遂げられた人工知能の現実を総括しているというのが本書の内容である.

    パラドックスとはつまり,人工知能の夢と現実を指していると思われるが,本文を読む限りでは著者の意向を読み取りすぎであると思われる.

    簡単に,「人工知能の夢と現実」くらいでよかっと思う.

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