おかあさん、いいこと おしえてあげる (山烋のえほん)

  • 工学図書 (2025年3月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (28ページ) / ISBN・EAN: 9784769205128

作品紹介・あらすじ

ねえ、おかあさん、いいことおしえてあげる。わたしがおとなになったら、この手で石を真っ二つに割って、おかあさんにあげる。野生の黒い馬をつかまえて、おとなしくなったら、おかあさんを乗せてあげる……。

 1964年に刊行されて以来、アメリカで長く読み継がれてきたシャーロット・ゾロトウの名作をジュリー・モースタッドが新たな解釈で描き出した1冊。

母と子の愛情と思いやりと自立を詩情豊かにうたいあげた美しい絵本。

 

アメリカのベストセラー絵本作家で著名な編集者でもあるシャーロット・ゾロトウの読み継がれてきた名作絵本の初邦訳。

 作家の娘である作家クレセント・ドラゴンワゴンによる「母シャーロット・ゾロトウとこの絵本」という詳細な解説で、ゾロトウの絵本作りの秘密やアメリカ絵本黄金期を担ってきた編集者の仕事について語っている。

 アメリカ絵本の歴史にも詳しい翻訳家の福本友美子による、ふくよかな訳文とあとがき付き。

感想・レビュー・書評

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  •  原題が「A rose, a bridge, and a wild black horse」の、シャーロット・ゾロトウによる本書は福本友美子さんの訳者あとがきによると、初版が1964年にユリ・シュルヴィッツの絵でハーパー・アンド・ロウ社から出版された後、1987年にロビン・スポワートの絵で出し直され、さらに1998年には別の出版社からレズリー・マグガイアの絵でも出されているそうで、特にゾロトウの作品にこうしたケースが多く見られるのは、絵が変わるだけで、まるで生まれ変わったような新鮮な印象を抱かせてくれるからだと思い、それはゾロトウの文章が如何に普遍性を帯びているのかの証でもあるのだと思う。

     そして、本書に於けるゾロトウのメッセージは大切な家族に伝えたい際限の無い愛情の深さと感じ、そこには国の文化や価値観の違いによってピンと来ないものもあるものの、全体を通して読んでみると、『わたしはあなたの為に、これだけのことをすることができます』という思いの中には、いつまでも色褪せることのない、確固たる決意の奥に垣間見える優しさが宿っていることを実感することで、その後の展開をより味わい深いものにしているのが印象に残り、それは嬉しいことも悲しいことも一緒くたとなっているからこそ、伝えるべきことは伝えなければという、そんな思いに駆られるような力がある。

     また、ジュリー・モースタッドのデザイン的にも美しい上品な絵は、心の落ち着くラベンダーに爽やかなオレンジと、赤系を基調としながらも、その優しく包み込むような淡い色合いが重なることで、まさに大人のパステルと呼べそうな癒しの雰囲気もあって、母の日への贈り物にも良いのかもしれない。

     個人的には、ゾロトウの娘であるクレセント・ドラゴンワゴンのあとがきが、本書の解説やゾロトウ自身の素顔も知ることができて、最も興味深かった。

  • A ROSE, A BRIDGE, AND A WILD BLACK HORSE de Charlotte Zolotow, illustré par Julie Morstad | Agence littéraire Eliane Benisti
    http://agenceelianebenisti.com/2023/09/a-rose-a-bridge-and-a-wild-black-horse-de-charlotte-zolotow-illustre-par-julie-morstad/

    やまねこ翻訳クラブ:シャーロット・ゾロトウ邦訳作品リスト
    http://www.yamaneko.org/bookdb/author/z/czolot_j.htm

    Charlotte Zolotow – The Official Charlotte Zolotow Website
    https://charlottezolotow.com/

    Julie Morstad(@juliemorstad) • Instagram写真と動画
    https://www.instagram.com/juliemorstad/

    www.juliemorstad.com
    https://juliemorstad.com/

    山烋のえほん – 世界の新しい絵本との出会いをつなげる
    https://sankyu-book.com/

    おかあさん、いいこと おしえてあげる シャーロット・ゾロトウ(文) - 工学図書 | 版元ドットコム
    https://www01.hanmoto.com/bd/isbn/9784769205128


    ↓ユリ・シュルヴィッツがイラストを手掛けたヴァージョン
    Vintage Kids' Books My Kid Loves: a rose, a bridge, and a wild black horse
    http://www.vintagechildrensbooksmykidloves.com/2010/05/rose-bridge-and-wild-black-horse.html

  • 〝ねえ、お母さん、いいこと教えてあげる。 わたしが大人になったらね、この手で石を真っ二つに割って、お母さんにあげる。野生の黒い馬を捕まえて、おとなしくなったら、お母さんを乗せてあげる。山に登って、てっぺんから石を持ってきてあげる...お母さんが嫌いな人、みんなやっつけてあげる。それから、お母さんが寂しくないように、友だちをおいていく...わたし、ひろい世界を見に行くからね…〟アメリカで長く読み継がれてきた<シャーロット・ゾロトウ>の母と子の愛情と思いやりと自立を詩情豊かに謳いあげた華麗な絵本。

  • 大好きな人に何かしてあげたい、愛する人のために生きたい。家族だけでなく人間だけでなく、愛しいだれかを想う気持ちが生きる力になり、前に進む原動力になる。優しい色合いに懐かしさを感じる絵本。

  • 1964年から読み継がれている絵本。
    娘の成長過程からの母への愛情。
    いつでも母に対する愛情は変わらない。

  • 愛があふれた、とても素敵な絵本です!

  • 絵も、言葉もすごく素敵。

  • ふむ

  • 図書館本。次女に借りた本を長女も読む。お母さん、と子供が呼びかける体で話が繋がっていきます。

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著者プロフィール

シャーロット ゾロトウ(Charlotte Zolotow): 文
1915年、米国バージニア州に生まれる。出版社で50年以上にわたり児童書の編集者として数多くの絵本作家を世に出す。
そのかたわら自分でも物語を書き、モーリス センダック、アーノルド ローベル、ガース ウィリアムズなど当時の代表的なイラストレーターたちと組んで70作以上の絵本を出版する。2013年に98歳で亡くなってからも版を重ね、愛読されている作品が多い。
邦訳作品は『うさぎさんてつだってほしいの』(冨山房)、『かぜはどこへいくの』(偕成社)、『ねえさんといもうと』(あすなろ書房)、『おやすみおやすみ』(岩波書店)など多数。

「2025年 『おかあさん、いいこと おしえてあげる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

シャーロット・ゾロトウの作品

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