ビジネスを成功させる「伝え方」の技術―自分の「意思」を正確に伝え、相手に必ず「行動」を起こさせる!

著者 :
  • こう書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769608325

感想・レビュー・書評

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  • (S) ビジネスにおけるコミュニケーションのあり方と具体的な実践方法を解説した本。
    「ビジネスでのコミュニケーション7不思議」と銘打って、例えば「朝礼で伝えたことが伝わっていない」「指導に対して『分かりました』と言った部下が変わらない」などの事例を上げ、現状への危機感を持つところからスタートする。
    ビジネスでのコミュニケーションで最も大事なのは、目的を伝えることと、約束をすることだと筆者は説く。
    そのために必要な能力は「思考力」と「表現力」で、その能力を実践するときに使えるフレームワークとして 3P+Tを紹介している(Peaple, Purpose, Place, Time)

    全体的に平易な表現と具体的な事例を使って説明しているため、理解しやすい。
    人を動かす立場にいるが、動かしたい人がうまく動いてくれなくて悩んでいる人にお勧めの本。

  • 読後備忘録

    ビジネスコミュニケーションはPurpose to Promise
    目的で始まり、約束で一区切りがつく

    ビジネスコミュニケーションの目的
    関わる相手の意識と態度の変容を促すこと

    ビジネスコミュニケーションの成果
    約束にあり、この約束を継続的に遂行することが
    結果につながる

    関わる相手の気持ちや態度の変化の過程
    1「聞いてみたい」と興味、受容してもらう
    2「なるほど」と理解、認識してもらう
    3「さすが」と納得、共感してもらう

    ビジネスコミュニケーションの流れ
    自分の意思を明確にする
    自分の意思を相手の視点で整理する
    自分の意思を相手の頭と心に伝達する
    ⇒目的を共有する
    相手を分析する
    相手を動かす戦術を練る
    相手の心を動かし行動を変える会話を実施する
    ⇒約束に結び付け、取り交わす

    聞き手に興味をもってもらい、理解してもらうために
    3P+Tを常に意識して、思考力と表現力を強化する
    Person(対象)、Purpose(目的)、Place(場所)、Time(時間)
    思考力(何を伝えるか)の3原則
    簡潔なこと、わかりやすいこと、印象深いこと
    表現力(どう伝えるか)の3原則
    好ましい外見、好ましい話し方、相手を巻き込む演出

    簡潔さは相手が記憶できること
    ・簡潔な表現を強化するホールパート法
    結論⇒詳細⇒最終結論
    ・数字化するとより簡潔でわかりやすくなる

    わかりやすさは相手のイメージが膨らむこと
    ・具体例、エピソード、データなどを活用すると
    わかりやすくなる
    ・分かりやすい方法はPREP法
    ⇒ホールパート法、PREP法を組み合わせて文章構成

    印象深さは相手のさすがを引き出すこと
    言葉の引き出しをたくさん待つ
    ・言語に敏感になり、入手努力を怠らない
    ・良く使う言い回しを発見し、別の表現に変えてみる
    ・常に他の表現はないか吟味する
    幼稚表現から知的表現へ
    ・言葉や言い回しの活用が豊富
    ・話題の選定がユニーク、新鮮、聞き手と共通性がある
    ・独創的で聞き手が最後まで集中できる
    視覚的効果の活用
    切り出しと結びで際立たせる
    たとえ話や比喩表現でイメージを明確化する
    接続語を活用して話を膨らませる

    相手を動かす表現力の3原則
    好ましい外見
    好ましい話し方
    相手を巻き込む演出力

    好ましい外見
    ・豊かな表情づくり
    ・手の表情づくり
    ・挨拶

    好ましい話し方
    ・滑舌を鍛える
    ・スピードに緩急をつける
    ・抑揚をつける
    ・強調を工夫する
     強調したいものは強く、ゆっくり
     強調したい言葉の前で間をとる
     強調したい言葉を繰り返す
    ・間を工夫する
     言葉の区切りの間
     際立ての間
     心理的効果の間

    相手を巻き込む演出力
    ・アイコンタクト
     集団の場合は右奥から
     個人は相手の左目
    ・ビジュアルハンド
     強調したいときは縦の振り
     感情や物の大きさは横の振り
     時間の強調は前後振り
    握りこぶしは力強さ
     手を開くのは明るくオープンなイメージ

    相手を意識した会話をするために
    傾聴力を身につける
    前傾姿勢で相手と向き合い相手の目を見て話を聴く
    相手の話に興味・関心の示す表情で話を聴く
    表現力豊かなあいづちや単語復唱で反応しながら話を聴く

    自他尊重の姿勢
    ・相手の言動に興味関心がある
    ・相手をもっと知りたい
    ・私の事も知ってほしい
    ・私の意見も伝えたい
    ・心の交流を持ちたい
    ・一緒に解決にしたい
    ・一緒にやり遂げたい
    ・信頼関係を構築したい

    あいづち
    ・表現力を鍛え、バリエーション化を図る
    ・単語復唱する
    反論や異論
    ・受容+主張法
     おっしゃることはわかりますが、私としては…
     あなたの考えは…ということですね、
     ⇒私の考えを述べてよいですか
      残念ながら私は反対の意見です
    すごい、素晴らしいというプラス評価
    ・フィードバック+評価法
     感心した部分を引用してどのように素晴らしいか伝える
     単語の繰り返し
     話の要約
     心の動きを明確にする

    ビジネスコミュニケーションの7つの大罪
    聴くことが面倒くさいので聞いたふり
    自分に有効な情報だけを無意識に選別
    皆、同じ考え方という甘えと思いこみ
    自分の話題への先走り
    相手の話を理解できていなかったと白状する抵抗感
    立場での優劣関係
    相手に対する集中力の欠如

    日常生活で傾聴力を鍛える
    フィードバック+質問、主張、共感、謝罪、評価、展開発言

    3P+Tの分析は3Hでのぞむ
    技HEAD(目的を効果的に伝える内容の準備に頭を使う)
    体HARD(内容を際立たせるツールを準備する)
    心HEART(集団の心を動かす熱意とパワーを発揮する)

    集団に対する情報伝達はサンドイッチ法
    スピーチ 挨拶⇒テーマ⇒挨拶
    双方向の関わり 雰囲気づくり⇒テーマ⇒情報共有化の為の確認
    協働作業 目的を明確化⇒テーマ⇒目的達成の約束の明確化

    PNPアプローチで約束を結びつける
    P Positive  長所、評価
    N Negative  短所、問題点
    P Promise  課題、約束

    切り出し話法 霧に迷いしホタルかな
    き 気候、季節
    り 利益、儲かる話
    に ニュース、時事問題
    ま 漫談、たわいもない話し
    よ 喜びそうな話(第一印象、職場環境等)
    い 衣食住
    し 趣味、嗜好、道楽
    ほ ほめ言葉
    た 旅、ためになる話
    る 類のない珍しい話
    か 家族、家庭
    な 泣かせる話、心をうつ話

    質問力
    質問の意図を真摯に相手に伝えること
    相手との共通言語を活用すること
    相互理解度を確認すること

    クローズドクエスチョン
    ・断片的な情報収集に活用
    ・口の重い相手に話させるときに活用
    ・最後の決定を迫る時に活用
    ・話がぶつ切れになる
    ・尋問的で不愉快になりやすい
    オープンクエスチョン
    ・相手の意見、心情、ニーズを文章として受容できる
    ・双方向の会話ができ、相手の話したい気持ちが尊重できる
    ・相手の潜在ニーズを引き出しやすい
    ・相手の傾聴力が不足しているとキーワードをとりこぼしやすい
    ・話好きの相手を冗長気味にする

    ベネフィティングポイントトーク
    自社製品メリット+客先ベネフィット

    締め括り話法
    肯定的暗示
    二者択一法
    推定承諾法
    結果指摘法

    解決策の理解協力のための謝罪、依頼、感謝法

    ビジネスコミュニケーションの成功が及ぼす効果
    相手の気持ちや意思を察して悩まず明確にできる
    何度も繰り返す無駄な時間が軽減され効率化が図れる
    明確な約束がその後の関わりを継続化する
    コミュニケーションの自己レベルを約束によって分析できる
    目的と約束という共通言語が両者に協働意識を共有させる
    両者で約束を果たす行為が距離感を密接にして信頼感が醸成できる
    成功体験が他の成功体験を引き起こし、能力や関係が定着化する

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