学校の勉強だけではメシは食えない!―世界一の職人が教える「世渡り力」「仕事」「成功」の発想

著者 :
  • こう書房
3.82
  • (33)
  • (51)
  • (51)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 349
感想 : 61
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769609568

作品紹介・あらすじ

「何をやったらいいか」わからないキミたちへ!もっとはみ出して、人がやらないことをしよう!!社会の「一番良い」をもらうためにはどうしたらいいかわかるか?勉強するんだよ。だけど、学校の勉強じゃない。世の中の勉強をするんだ。こういうことは、昔は親から教わってきたことなんだけれどな。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読んでて気持ちのいい岡野さんの話。今だと90歳。うちの祖父と同い年。素敵だな〜。

  • 岡野さんは痛くない注射針を作った方なんですね!誰もやらない仕事にこそチャンスはあるとのことですが、誰もができないと挑戦しなかったことに挑戦するってすごいこと。過去の成功にしがみつくことはせず、常に新しいものを生み出し続けるその姿勢に尊敬の念を禁じ得ない。人間力と魅力を磨け、頭を使え(でもそれは学校のお勉強ということではない)、義理人情を大切に。
    教科書からではなく、自分の体験に基づいた言葉には大変な説得力があります。
    質問に答える、という形をとっているため少しづつ読み進められ、読みやすい。力強く、背中を押してもらえる一冊。

  • 「何か人にしてもらったら、四回はお礼を言いなさい。」

  • 社会に出たら、わざとはみ出して、人のやらないことを
    やらなきゃ、成功できないよ お金を追いかけると、お金は逃げていく。反対に、仕事を
    追いかければ、お金は嫌でもついてくるんだ 自分は
    まだ未熟なんだと思っていると、知識や知織をどんどん吸収していける どんなことでも、失敗をしないと成功はない。成功している人は、それ以上に失敗しているんだよ

  • <閲覧スタッフより>
    ”痛くない注射針”を生み出した岡野雅行さんの人生のヒントになる要素が満載の1冊。技術者として、職人として夢中になって取り組んだ経験をもとに、若い人が迷いがちな質問に対してアドバイスをくれます。語られる言葉には説得力があり、さまざまなことを学べます。
    ------------------------------------------
    所在記号:159.7||オカ
    資料番号:20097804
    ------------------------------------------

  • 失敗を恐れず、誰にでもできない仕事をせよ―。“刺しても痛くない注射針”の量産をはじめ、数々の金型をつくってきた職人さんの人生録。
    読みやすい語り口で、仕事との向き合い方や人の生き方について考えさせられました。

  • 面白かったです。でも20代前半までに読む本ですね…
    中学生の息子にはちょうどいい

  •  著者は、いちばん大事なことは「世渡り力」を勉強することだ、と述べています。
     世渡り力とは、人情の機微、世の中の約束事。
     世渡り力を武器に、やりたいことをとことんまで追求し、常識に縛られず、誰もやらなかったことにどんどんチャレンジしていく。それが著者の生き方です。 

     詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=899

  • 世界的職人が語る学校じゃ教えてくれない強く生きる秘訣。

  • チェック項目13箇所。安定化不安定化で仕事を選ぶより、まずは自分が本当にやりたいことを見つけるんだ、青春時代をつまらないことにつぎ込んでいたら、時間の無駄だよ、いちばん大事なことは世渡り力を勉強することだ。失敗しないために、あれを覚えろ、これも暗記しろで、はみ出しを認めない、社会に出たら、わざとはみ出して、人のやらないことをやらなきゃ、成功できないよ、常識的なことだけやっていたら、とっくにつぶされていたと思う。ゴルフやパチンコで息抜きにするやつは、仕事が楽しくないやつがすることだ、そんなのは樹って捨ててしまえ。この本では、破天荒な俺の考え方を書いてみた、少しは参考になれば俺も本を書いた甲斐があるぜ、「自分の人生を自分が生きないで誰が生きてくれる」、みんながんばっていこう、そんな君たちを応援するぜ、74歳の俺が。人間関係で何が大切だと思う? 俺はね、最後は義理人情なんだと思う、最初に井戸を掘ってくれた人を忘れちゃいけないんだよ、その恩を忘れるから、水が出なくなっちゃうんだ。俺は自分から人との関係を切ったりしないよ、だって、こっちから切らなくても、自然の摂理でいなくなってくんだから(笑)、わざわざ好き好んで人間関係を狭める必要なんてないだろう? 俺が言う特技っていうのは、なにも就職のときに必要な履歴書の「特技」のところに書けるようなものでなくてもいいんだ、むしろ、書けないものでも面白いと思うよ、ドジョウすくいのおかげで、うちの孫はどこへいっても人気者、いろいろな人が話しかけてくれるし、親切にしてもらえる、ドジョウすくいが、孫の視野を広げてくれたんだ。結局、親がいくら「これをやれ!」って言っても、自分の将来は子ども自身が選ばないと、親は何もいわずに、自分の仕事を楽しくやればいい、子どもは親に何もいわれなくても、その背中を見て育つものなんだ。職人はお金のことを考えて仕事をしてはいけないんだ、職人が最初にお金のことを考えて仕事を始めたら、手を抜くことを考えるよね、だって、利益を上げるためにはできるだけ安くしたほうがいいんだから、だけど、そうやって削っていけば、必ずどこかでボロが出て、破綻する。覚えておいて欲しい、女だって好きだ好きだって追いかければ逃げていっちゃうだろ? それと同じだ、お金を追いかけると、お金は逃げていく、反対に、仕事を追いかければ、お金は嫌でもついてくるんだ。俺の会社はすべての工程を一人でできるようにしてある、だから大企業に勤めていた職人が退職後にうちで、働きたいと言っても、俺に言わせればぜんぜん仕事ができないと思うよ、ひとつのことしかできないんだもん、大企業にいる人はだいたいがそういう人だな。ローテクっていうのは、職人の個性が現れる品物なんだ、自分というブランドなんだな、だから他の人にできない仕事をやるんだ。これから、農業のあり方が見直されてくるんだ、そうして、日本の農業の出番がやって来るんだよ、日本の技術を活かして、効率よく農業ができる時代がやってくる、時代を先取りして儲けたほうがいい。

全61件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1933年東京都墨田区生まれ。45年、向島更正国民学校卒業。社員5人の町工場・岡野工業株式会社を経営、代表社員を名乗る。「誰にもできない仕事」と「安すぎて人が敬遠する仕事」をモットーとし、針穴の直径が0.08ミリという世界一細い「痛くない注射針」の量産化や、携帯電話の小型化に貢献したリチウムイオン電池ケースにより、「世界一の職人」「金型の魔術師」として知られる。NASAをはじめ世界的大企業からも注文が押し寄せるなか、これまで家電、パソコン機器、医療機器など多くの金型をつくる。2004年、旭日雙光章を受章、いまもバリバリの現役である。著書に『カネは後からついてくる!』『俺が、つくる!』などがある。

「2014年 『人生は勉強より「世渡り力」だ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡野雅行の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×