禅的 生活ダイエット

著者 :
  • こう書房
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本棚登録 : 195
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769611110

作品紹介・あらすじ

物があふれ、情報が氾濫し、価値観が多様化している今、せめて自分自身は、「減らす生き方」をして、身も心も軽やかに、美しくなってはいかがでしょうか。よりシンプルに落ち着いて生活することで、人生は、グーンと楽になります。

感想・レビュー・書評

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  • 禅的生活の「ダイエット」の本ではなくて、禅的な「生活ダイエット」の本。生活を禅的に見直してスッキリした生活ができるようにするためのアイデアが詰まっている。
    食事をする時には食事に向き合う、掃除を心がける、などすぐにできそうなことがたくさん紹介されている。
    心と体のダイエット。

  • 仏教的なものよりも、生活に取り入れ易いようにやわらかく書いてあって読み易かったです。
    もう少しガッツリを期待してしまってたので、ちょっと物足りなく感じてしまいました。

  • 今を生きているか、常に自問自答する。
    当たり前のことを当たり前に行う。
    脱いだ靴は整えられているか、呼吸は疎かになっていないか、部屋は綺麗にしているか、食べ物に感謝しているか…
    日々の生活の中で、すべては気付くことから始まる。
    自分を見失わないよう煩悩や雑念にとらわれず、自分の仏性をみつめ、毎日を丁寧に大切に一生懸命生きる。

  • 最近は断捨離やミニマリストなんていう言葉が出てきて久しいですが。
    そうか、そもそも禅の考え方(教え?)がちゃんと日々に活かせていたら、不要な物を持たないことをはじめ、もっと生き方も力を抜いて楽になるんだよな、と改めて思いました。

    なかなか自分に甘く、気を抜くとサボりがちな私ですが、まずは小さいことから100日続けて習慣化していきたいと思います。

  • 一応シンプルな生活を実践しているつもりなので、聞いた言葉がたくさんありました。

    引き算の生活
    今この瞬間を大事にする
    体と呼吸を整える
    不要な物を捨てることで自由になる
    習慣化するために100日続ける

    ストイックに思われるかもしれませんが、シンプルに生きることは、自分を大事にして生きるということなんです。

    自分を大事にしていると分かりますが、「欲」との戦いが一番熾烈です。

    電車に乗れば広告
    スマホを見ても広告
    スーパーに行けば
    テレビを見ていれば

    もっと高い収入
    素敵なパートナー
    最新のスマートフォン
    痩せる、綺麗になる
    健康になる
    いい転職先
    素敵なマンション
    豪華な旅行

    などなど、、、、。

    この本には、それらをスルーする心構え的な事がたくさん書かれてました。

    今、自分は何をすべきか?
    本当に必要なモノは?
    大事なことはなにか?

    毎日が自分の中にある様々な欲との戦いです。

  • 体のメタボはわかりやすいけど、心のメタボに気をつけないといけない。
    自分の中の仏性を信じて、毎日を大切に過ごすことの大切さを感じた。
    人生もシンプルイズベスト!!

  • 小さい目標。
    100日。
    引き算。
    坐禅。

    2015.9

  • ①気づきを得るには?
    ・足るを知る
    ・一流vs三流を比較できるようにする
    ・自分のなすべきことを考える
    ・SNSから距離を置く

    ②今を大切にするには?
    ・SNSから距離を置く
    ・玄関の靴をそろえる
    ・小さな目標を立てる
    ・必要な情報は自ら取りに行く
    ・人と比較しない

    ③体と心を整えるには?
    ・深呼吸は息を吐ききることがコツ
    ・瞑想
    ・就寝前30分が大切
    ・毎日、合掌する
    ・おかゆは十徳がある
    ・週に1回は野菜尽くしの料理

    ④掃除のやり方は?
    ・足るを知る(買い物前に深呼吸)
    ・そうじとは、心を磨くためのモノ
    ・玄関は住んでいる人の顔がでる
    ・部屋は心を映す鏡
    ・3年不使用品は捨てる

    ⑤減らす生活をするには?
    ・座禅
    ・座禅で頭の中が無になる
    ・ない場合は息を数えると雑念が消える
    ・自然の中でぼーっとしてみる
    ・パートナーは価値観が同じ人

    ⑥気づき
    ・良い縁を結ぼうと心がける
    ・結果が出なくてもプロセスを大切にする
    ・寺での小食の精進料理での修業は半月で栄養不足、脚気になるが、3カ月で体が慣れてくる
    ・習慣化のために100日

  • 禅とか禅宗の修行とかを非常に噛み砕いてシンプルな生活をすると心の負担が減ったり毎日が大事な日にするためにどんな心掛けをしているのかとかの本。

    お掃除大事。心の執着も掃除してしまいたい。
    と思えるようにわかりやすくってモチベーションが上がって良い。
    毎日少しずつ小さなことからこつこつとで良いってことがわかって何故か安心した。

  • シンプルライフも突き詰めていくとミニマリストにたどり着くのかなぁ…などと常々思っていました。
    禅宗の住職さんが書いた本。シンプルライフの著書が多いドミニック・ローホーさんも禅に傾倒してらしたかと記憶しているのですが、シンプルライフ&ミニマリストというライフスタイルと禅の共通点はやはり多いようですね。

    座禅や掃除、贅沢を省いた食、写経…などなど禅宗の僧が日々行う事柄に折に触れられてはいますが、量的にそれほど多くなく、押し付けがましくない文章です。
    なのでこれらを全部自分の生活に取り入れて…というのではなく、「ああ、こういうのもいいな、やってみようかな」という習慣のワンノブゼムとして個人的に受け取りました。

    どちらかと言うと行動よりも、禅的な考え方、ものの見方などに
    「なるほど」
    と思ってしまう部分がかなりありました。

    現代のインターネット、SNSに関する部分にはかなり共感です。利便性と多様性、膨大な情報量が、かえって自分の時間や感情を食いつぶしている面もあるなぁと。

    ついつい自分の薄い興味のまま、検索をかけたりWebのはしごをしたりしていたワタシですが、これを読んでから、RSSリーダーを少し整理しようかな、とかまとめサイトはそれほど見なくてもいいかな、などと思うようになりました。

    確かに人間って生まれるときも死ぬときもカラダ一つですものね。
    シャットアウトするのではなく半眼で、自分に必要のない事に関しては受け流して、というやり方は確かにストレスがなさそうです(笑)

    ネットは確かに速いし膨大で、確かに水鏡を覗いて万物を知る神様みたいな万能感に、ときに陥りやすいですが、リアルな自分の目前のことをコツコツと集中してやる、という事をともすれば忘れがちだったなぁと反省させられる一冊でした。

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著者プロフィール

枡野俊明(ますの・しゅんみょう)
1953年神奈川県生まれ。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学名誉教授。大学卒業後、大本山總持寺で修行。禅の思想と日本の伝統文化に根ざした「禅の庭」の創作活動を行い、国内外から高い評価を得る。芸術選奨文部大臣新人賞を庭園デザイナーとして初受賞。ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章を受章。2006年『ニューズウィーク』日本版「世界が尊敬する日本人100人」に選出される。近年は講演活動や執筆も積極的に行い、ベストセラー・ロングセラー多数。

「2023年 『仏にゃんのふわもこやさしい仏教の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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