零戦最後の証言: 海軍戦闘機と共に生きた男たちの肖像

著者 :
  • 潮書房光人新社
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本棚登録 : 19
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769809388

作品紹介・あらすじ

零戦-制式名・零式艦上戦闘機。登場時に無敵を謳われ、日本が敗れた日まで飛びつづけた海軍主力戦闘機。この希代の名機とともに過酷な戦争の歳月を戦い、敗戦の衝撃を乗り越えて激動の20世紀を生き抜いたパイロットと技術者それぞれのドラマを、丹念なインタビューと多数の写真で描き出す異色の書き下ろしノンフィクション!未発表写真多数収載。

感想・レビュー・書評

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  • 写真が豊富でよかったです。
    同じ零戦搭乗員でも戦争に対する思いや理念は
    さまざまなんだなということを改めて感じました。

    いつかまた間を置いて読み返したくなる作品です。

  • どうして志願したのか、どうやって戦ってきたのか、どんな終戦を迎え、どんな戦後を生きてきたのか……こうやって通しで読める本はなかなかないように思う。

    今の日本の方が異質なのではないかなぁと思うこともしばしば。

    手記をいくつか読んでいて、やっぱり悲しいのは「未帰還機」でしょうか。帰ってこない、待ってれば帰ってくるか、でもやっぱり帰ってこない……空に消えた彼らを、生き残った人たちの目を通してみるようで、涙が出そうになる。

    「まさかこんなくにになるとは思わなかったでしょうね」
    重たく胸に突き刺さる言葉である。

  • 貴重な最後の証言を語って頂いた方々に感謝します。
    志賀 淑雄
    中島 三教
    田中 国義
    黒澤 丈夫
    佐々木原 正夫
    宮崎 勇
    加藤 清
    中村 佳雄
    山田 良市
    松平 精

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著者プロフィール

ノンフィクション作家・写真家。1963年、大阪府生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、1986年より講談社「FRIDAY」専属カメラマンを務め、主に事件、政治、経済、スポーツ等の取材報道に従事。1995年、元零戦搭乗員の取材を開始、以後25年の間にインタビューした旧軍人、遺族は500名を超える。1997年からフリー。著書に『零戦の20世紀』(スコラ)、『零戦最後の証言1/2』『零戦隊長宮野善治郎生涯』『零戦隊、発進! 』『撮るライカI/II』(いずれも潮書房光人新社)、『祖父たちの零戦』『証言・零戦』シリーズ全4巻、『零戦~搭乗員たちが見つめた太平洋戦争(NHK取材班と共著)』『図解・カメラの歴史』(いずれも講談社)、『戦士の肖像』『特攻の真意(旧版)』(いずれも文春文庫)、『一生懸命フォトグラファー列伝』(日本写真企画)など。映画やテレビのドキュメンタリー番組の監修も手がける。

「2020年 『特攻の真意』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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