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- Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769809647
感想・レビュー・書評
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艦これプレイヤーは、とりあえず読んでおけと薦められて読んでみた。
戦記ものに慣れていないので、少し読みづらく感じるものの内容は濃厚。
ドキュメンタリーとしては感情的な表現が強めではあるが、作者が戦争を体験しているので、これもまたリアリティーなのだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本海軍の中でも個性豊かな歴代艦長の指揮下に団結し、苦難に堪え抜いて生還をつづけた強運の駆逐艦“雪風”。
フィリピンのレガスピー攻略作戦の援護に始まり、ミッドウェー海戦、ガダルカナル島の戦い、レイテ沖海戦、そして戦艦大和の沖縄水上特攻作戦に参加。
多くの僚艦が大破・沈没するなか、その屍を乗り越えて帰還し続け、敗戦後は復員輸送艦として多くの将兵を祖国へと送り届けた。
その後賠償のため連合国側から中華民国へ引き渡され、中華民国艦隊旗艦「丹陽」となり、台湾に移ってからは中華人民共和国艦と砲声を交えたと伝えられる。
栄光と強運の艦と賞され、一方で他艦の運を食い尽くす「死神」とも忌まれた雪風の生涯を描く戦記文学。
雪風は解体された後、1971年に錨と舵のみが返還されました。現在舵輪は江田島の元海軍兵学校教育参考館に、錨はその庭に安置されているそうです。
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