死刑執行人の記録―知られざる現代刑務所史

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  • 光人社
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769813002

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  • 刑務官というまったく縁のない職業。
    単に刑務所で囚人の監視を行うだけの仕事ではない。死刑執行という厳しい現実もそこにはある。
    死刑判決を受け、「主犯」ではないのに「主犯」にされてしまった田村の無念。
    しかし、「他人の命を奪った報いに命を取られるのですから、悟りを開いて、穏やかに命を捧げては、被害者や遺族に申しわけありません」と言い残し死刑台へと田村は向かう。
    精いっぱい死刑執行に抗うフリをしながら、心では達観していた田村の遺書が切ない。
    まったく知らなかった世界がそこにはあった。
    刑務所という世間から隔絶された世界にも、人間模様はあり、苦悩や喜びもまたあるのだと知った。
    難しい題材だったけれど、そのわりには読みやすかった気がする。

  • かなり面白いが、主人公を美化しすぎている。

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著者プロフィール

1947年生まれ。法政大学中退。67年大阪刑務所刑務官に採用される。以後、神戸刑務所、大阪刑務所係長、法務省事務官、東京拘置所、黒羽刑務所などで課長を歴任。94年広島拘置所総務部長を最後に退官。著書に『死刑執行人の記録』(光人社)、『刑務所のすべて』(文春文庫)、『誰が永山則夫を殺したのか』(幻冬舎)などがある

「2015年 『典獄と934人のメロス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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