写真で見る海軍糧食史

著者 : 藤田昌雄

• 潮書房光人新社 (2007年2月1日発売)

作品紹介・あらすじ

海軍兵食のルーツとなった幕末海軍から昭和海軍にいたるまで、写真220枚・イラスト・図版・メニュー一覧・レシピ・詳細データ表を駆使して、わかりやすく解説した海軍食のすべて。ウンチク満載の「海軍の食事」アラカルト。

感想・レビュー・書評

[じんのすけさんの感想 · 2015年2月18日]

兵器や軍艦も大事だが、それを動かす兵士達、さらに兵士たちを動かす大元の大元、海軍食についての本。幕末の幕府海軍から昭和海軍まで、幅広く海軍の食糧事情が分かる。写真や献立表も豊富で眺めていても楽しい。階級や職種での献立の違いや、摂取カロリーの違いも興味深いのだが、なぜか参考文献をまったく書いていない所が少々残念。写真などは個人蔵が多いのかな？献立表は毎日のメニューに悩むお母さん達にも嬉しいかもしれない。

著者プロフィール

軍事法規研究会顧問。
潮書房光人社刊行の著書に『日本本土決戦―知られざる国民義勇戦闘隊の全貌』（2015）、『写真で見る海軍糧食史』（2014）、『日本の装甲列車』（2013）、『写真で見る日本陸軍兵営の生活』（2011）、『写真で見る日本陸軍兵営の食事』（2009）、『激戦場 皇軍うらばなし』（2006）『もう一つの陸軍兵器史―知られざる鹵獲兵器と同盟軍の実態』（2004）がある。

「2015年 『陸軍と性病 花柳病対策と慰安所』 で使われていた紹介文から引用しています。」