- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769814740
感想・レビュー・書評
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図書館の除籍本
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戦艦大和で出されていたオムライスとは一体どんな味だったのだろう? 海軍将兵の体調を支え、また彩った様々な海軍料理。その歴史とルーツ、陸軍との比較、炊飯作業やシステム、“メシ炊き”を担当していた主計兵達……海軍料理に携わるいろいろなことを綴った一冊。
艦これをやってるので少しは軍艦のこととかを本で読もうかな、と思ったのですがもともと軍事に弱いので、どの本もとっつきにくそうだ…と軍事の本棚の前にいながらもぱらぱらめくる程度。そこで見つけたのが本書。これならとっつきやすそうかも、ついでに大型建造で大和出したいしちょっと願掛けする感じで借りてみました。とてもお腹のすく本です。将兵の体調を万全にしておく為も勿論あるけど海軍てこんなに美味しそうなものを出してたんだなあ…。
思い切り海軍食についての本なので艦艇のことや戦いのことについては記述は少ないので、ちょっと最後らへんは流し読みみたいに飛ばしてました…当時のレシピが巻末に収録されているので興味のある方はこれを元に作ってみるのも面白そう。 -
目玉焼きは卵2個のオーバーイージー(両面焼き)で。
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現在でも海上自衛隊の食事は旧日本海軍の伝統を引き継いでいるので非常にうまいと聞きます。ここで取り上げられているのは戦艦大和の乗組員2500人の胃袋を満たした食事のメニューです。やっぱりうまそうですね。
旧日本軍の海軍時代の伝統で現在でも海上自衛隊の食事はうまいそうですね。そんな話を数々のルポルタージュを読んでそんな話を聞きます。もう10年以上も前に他界した僕の祖父は戦時中南方へ海軍の所属で出征していたときは 調理班だったらしく、よくそこで培った技術を生かしてよく夕食なんかでハヤシライスをルーやレトルトなしで作ってくれたことを思い出します。そんなことはさておいて、この本に書かれているのは、戦艦大和でいったい何が食べられていたのかを詳細に記し、または再現したレシピを掲載した手記であります。
一読して、やっぱり士官はオムライスとかずいぶんあの当時としてはハイカラなもの喰ってるなぁ、なんて思いましたよね。いまの海上自衛隊などにおける主計班(食料係)もそうですが、
「うまいメシを食わせる」
ということにプライドを持っていらっしゃったようで、仕事に対する心意気を十二分に感じることができる本としても、この本は価値があると思っています。 -
これはかなりの良書だと思う。
へーって思うことがたくさんあった。 -
戦艦大和の台所、とあるが、大和にとどまらず、明治期の海軍から自衛隊にいたるまでの海軍炊事事情をエッセイ風につづったもの。
話がそれることが多くちょっととりとめのない印象を受けるが、軍艦の上での食事についての話は興味深い。