雪風ハ沈マズ 新装版: 強運駆逐艦栄光の生涯 (光人社ノンフィクション文庫 27)
- 潮書房光人新社 (2004年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769820277
感想・レビュー・書評
-
幸運にも終戦最後まで生き残った駆逐艦「雪風」の物語
生き残るということは多くの仲間の最期を見届けるということ
未帰還の艦に「雪風」の身代わりになったんだという声がどこからかと出てくる 陽炎型18隻、ほぼ同型の朝潮型10隻、さらに新しい夕雲型20隻で生き残った唯一の艦詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
たぶん再読。
-
雪風が不沈艦となっていくには、乗組員のたゆまぬ努力があったからで、特に艦長の指導力は不可欠だと思う。また、空からの攻撃を、巧みに避けていく技術は本当に凄い。
大和始め、多くの船が沈み、多くの人の命が失われたけど、その想いは今の平和の礎であろう。 -
典型的な太平洋戦争戦記ものです。戦争に参加していた人の記述は細かく、戦いの様子がよくわかる。もう少し後世になされた学術的分析もあればなおよかったと思う。
-
幸運の不沈艦である駆逐艦雪風の戦いを描く。
大平洋戦争を戦い抜いた雪風の乗組員が見てきた多くの悲惨な戦い。
艦自体もそうだが、歴代艦長の姿や、乗組員たちの思いや考えもそれぞれ魅力や人間味に溢れて描かれている、傑作駆逐艦戦記。
-
こんなにがんばったのに、
……もう、この一言に尽きる。 -
4769820275 463p 1993・11・15