信濃!―日本秘密空母の沈没 (光人社NF文庫)

制作 : Joseph F. Enright  James W. Ryan  高城 肇 
  • 光人社
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769820390

感想・レビュー・書評

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  • 立花隆、佐藤優の「ぼくらの頭の鍛え方」で立花隆氏が進めていたので、興味があり読んでみることに。

    日本海軍の空母「信濃」は大和の3番艦として計画されたが、途中から空母に改造、極秘のうちに横須賀海軍工廠で建造されていたが、首都空襲が激しくなりこのままでは空襲でやられてしまう恐れがあるため、呉に回送することになった。

    駆逐艦3艦とともに東京湾をで、順調にいけば約2日間の航路だったが、米潜水艦に見つかり潮岬沖で魚雷攻撃を受け、転覆、撃沈された。

    本書は信濃の処女航海17時間を米潜水艦の視線と信濃の視線で書かれたものである。

    著者は撃沈した潜水艦艦長、日本側乗組員や関係者への取材も行い、両軍にある程度公平な記述となっているように感じた。

    米潜水艦は信濃が極秘で建造されたこともあり、撃沈した後まで空母であることはわかったが、艦名など諸元がわからず、それなりに混乱していたことがわかる。

    歴史にIFはないといわれるが、信濃艦長の決断が違っていた場合、潜水艦は撃沈され、信濃は呉に到達。その後、何かが変わっていたかという点は少し興味深い。

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    文庫&新書百冊(立花隆選)113
    あの戦争

  • 大和、武蔵と同型の超戦艦として建造されながら、ミッドウェーでの惨敗など、戦局の変化にともない空母へと設計変更した当時世界最大の排出量を持つ信濃、処女航海中に米潜の魚雷攻撃によって沈没。
    一度も空母として使われることなく海に沈んだわずか17時間の処女航海の記録。
    撃沈した米潜艦長が書いたものだが、勝者の側に偏ることなく、
    数少ない日本側の記録や生き残りの艦員の証言など、多くの資料をもとにして幻の巨大空母の最期が濃密に描かれている。

  • いくつも戦記を読んできたが「信濃」ほど「悲運」という言葉似合う軍艦はないと思う。彼女は世界最大の戦艦として建造されながら途中で航空母艦へと品化した艦だ。海軍の期待を一身に背負い完成されるためとはいえ、いささか無理な航海の計画に沿って回航された。これもまた期待の裏返しだったのだろう。もう少し早く空母への転換が決意されれば、最初に発見したときにアーチャーフィッシュを「磯風」が撃沈していれば、悔やむところが非常に多いのである。

    ただ、もう少し日本側の記述を見たかったというのは著者がアメリカ側のために無理な相談か。

  • 4769820399 381p 1994・3・15 ?

  • これは、確かアメリカの潜水艦艦長が書いた物を翻訳した物だったと思います。
    迫真の記述で、大和のシリーズの3番艦として急遽航空母艦に改装された「信濃」が沈没するまでを描いています。
    男の諦めない戦いの一旦が垣間見れますからね。

    必読です。

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