ミッドウェー戦記: さきもりの歌 (光人社ノンフィクション文庫 74)

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  • 潮書房光人新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (667ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769820741

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  • 太平洋戦争の一大転換点となったミッドウェー海戦。執筆当時まだ健在だった多くの生存者に取材した貴重な記録。

    戦争に翻弄されるごく普通の人々。民俗学的手法、筆者は子母澤寛の「新選組始末記」にヒントを得たという取材、執筆のスタイル。同じ場面でも人により記憶が食い違うこともあるのがぎゃくにリアル。

    温かみのある文体での個人の話しが大河のように大きなストーリーにつながっていく。

    20年ぶりの再読だが今になって名作だったことに気づく。

  • 文章がくどい。読みにくい。妙に平仮名が多いし、あっち行ったりこっち行ったりと前後するし。それに筆者の風体などに興味はないんだが。

    戦記というより「証言集」の趣が強い。内容はこれでもかと言うぐらいねちねちねちねち書かれているので、いろいろと詳しい事は詳しい。が、くどい。読みにくい。

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著者プロフィール

1934年生まれ。1964年、文芸誌「新潮」に小説を発表し、作家デビュー。1970年『弱き者は死ね』で小説現代新人賞を受賞。著書に『ミッドウェー戦記』『ガダルカナル戦記』『ドキュメント太平洋戦争全史』(いずれも講談社文庫)、小説『弱き者は死ね』(廣済堂)、『尾張の宗春』『踊る一遍上人』(以上、東洋経済新報社)、ノンフィクションに『戦時少年ヒロシ』(光人社)、『東條英機』(光人社NF文庫)などがある。

「2016年 『佐助と幸村』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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