日本軍の小失敗の研究 続 新装版 (光人社ノンフィクション文庫 270)

著者 :
  • 潮書房光人新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769822707

感想・レビュー・書評

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  • 1

  • 4769822707 285p 2000・5・11

  • 今だから言える日本軍の失敗。前著の続編です。
    この本では「無駄な戦い」「形となって現れない戦力」「工業技術」など、前著では書ききれなかった内容が盛り込まれています。
    とにかく失敗だらけの日本軍ですが、もし著者の指摘を反映していたとしても、戦争に勝てたかどうかは疑問です。
    しかし、無駄死にする兵士はもっと少なかったかもしれません。戦争が終わって、現代の視点で間違いを指摘することが可能ですが、国の存亡を掛けた状況で冷静に判断するのは難しかったのかもしれません。
    失敗ばかりの日本軍ですが、著者は良かった点についても触れています。日本軍が、そこを生かしきれなかったのも悲劇といえば悲劇かもしれません。

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著者プロフィール

昭和17年、千葉県生まれ。昭和41年、日本大学理工学部卒業。大手造船会社勤務後、大学に戻り物理教育に従事。准教授で定年退職。以後、執筆ならびに知的財産の取得で過ごす。趣味は時代小説を読むこと、及び数十年続けているヨットライフ。

「2020年 『わかりやすい朝鮮戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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