空母信濃の生涯: 巨大空母悲劇の終焉 (光人社ノンフィクション文庫 275)
- 潮書房光人新社 (2000年5月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769822752
感想・レビュー・書評
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世界最大の艦を建造可能であったということと、それを支える“基盤”が蝕まれていたということとが同時に進行した時代…そして余りに多くの人材が損なわれた時代…実は傷を受けていて、未完成だった巨大艦があっけなく沈んでしまったという“信濃”の一件は「時代の象徴の一つ」だったのかもしれない…
然程の分量でもない文庫本ではあるのだが、ズッシリ重い一冊である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大和型戦艦三番艦として世に生を受けたが、波乱に満ちた時代故にそれを許されず、空母となった信濃。どうやって生まれ、何故空母になり、そしてどうして沈んでいったのか。
様々な角度から書かれた小説。とても分かりやすく、丁寧に書かれていたとおもいます。
護衛として駆逐艦が同行するのですが、雪風の艦長が好きなので、登場した時はちょっと嬉しかった。
武蔵の生き残った方々と言い、信濃の生き残った方々と言い、どうして辛い思いをされた方が死ぬ為に前線に出されるのだろうか。ありえない。決して、ありえてはいけない。
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