私は魔境に生きた 終戦も知らずニューギニアの山奥で原始生活十年 (光人社NF文庫)

著者 :
  • 潮書房光人社
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (566ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769823377

感想・レビュー・書評

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  • このお話はノンフィクションで真のサバイバルの記録である。
    10年もの年月の間に、徐々に未開の地に順応して行く様子は、先を読み急ぎたくなる内容。
    日本人の勤勉さ、几帳面な気質が浮き彫りになっている。
    終戦を知らずにジャングルで隠れて生活するという内容です。

    遊びやライフスタイルではなく、本当のサバイバルでとても興味深かった。

    プクリサク、どんなんだろう。
    サクサク、片栗粉みたいなもの?
    これに肉を包んで葉にくるんで焼く料理が美味しそうだった。

    現地の人はやはり食糧を保存しない。

    アマゾンの少数民族「ピダハン」もそう。
    食べる分だけ森から頂き、たくさんは取らない。
    素晴らしいと思います。

  • 感動の一作!

    見知らぬ土地で、いつ敵に襲撃されるかも分からない、食料確保の手段もない、常に側にあるマラリアの脅威、次々と力尽きていく仲間たち…

    こんな激動の環境の中、小屋を作り、狩りをし、敵地に潜入し食料を確保し、農園を開拓して生き延びた姿勢は圧巻の一言。

    生き延びようとする力はこんなにも強いのかと思わされる。

    いまの自分も死ぬ気でやれば、なんでもできるのではないかと思わせてくれた。

  • 激戦、籠城、原始生活、現地民との交流…。

    心にささるのは、各年の正月の手記に書かれた筆者の思いである。祖国、肉親がどうなったか、もはや戻る場所も頼る人も自分を待つ人もいないのかもしれない、世界に忘れ去られたような離島に、わずかな日本兵とともに隔絶された孤独、寂しさ、不安、恐怖。そういった感情たるや、平和な世に生きる僕には到底想像もできない怖い暗いものだ。

    農園の開拓や食料の確保のための創意工夫や、現地民との交流は、一見すると楽しそうではある。しかし、その活動の裏には前述の暗い気持ちが絶えずあったのであり、活動に打ち込むことにより、死につながる暗い気持ちを振り払おうとしていたのであろう。壮絶な、精神的なサバイバルでもある。

    こんな苦労や辛さをしたくない、という正直な気持ちを大事にしたい。自分だけでなく、周りの人、後世の人にも。そうならないために、最近キナ臭いが、悲惨な戦争を再び起こさないように、そういった気持ちを今一度強くした。今僕に、僕たちに何ができるか、大事なことに思いをはせるきっかけとなる良書であった。

  • 日本に生還してから30年以上も陽の目を見ることもなかった手記。
    おもしろいといえばあまりにも不謹慎ですが、冒険記としても第一級の資料で、500ページ以上ありますがグイグイ読むことができます。

    ニューギニア戦は特に悲惨を極めた負け戦であったにもかかわらず、指導した軍の参謀や司令官を激しく非難した言葉はほとんどなく、10年間のジャングル生活を飾らず美化せず、事実を事実として落ち着いて描いているので、読後感は清々しいです。

  • これはやられた。前半の戦争の状況描写は退屈だったが、ジャングルでの篭城を始めてから一気に面白くなる。10年以上にもわたるジャングルでの篭城を通じて、希望を失わず少しずつ知恵と仲間との協力で生活基盤を作っていく。サバイバルモノの傑作だ!これが30年近くも埋もれていたなんてもったいない!

  • 面白かったが暇潰し的読み物なのでいつの間にかに積ん読になり、思い立って読み出して電車の中に忘れた。
    図書館から借りて、高速リーディングで再び読む。やはり面白い。原住民との話は彼らと日本人の違いが分かって興味深い。
    娯楽として良いと言う意味で星は四つとする。

  • ニューギニアの密林での10年に渡るサバイバル体験記


  •  第二次大戦下ニューギニアで敵陣に追い込まれ、現地人も入り込まないような奥地に篭城すること十年。
    その小隊十七人の極限サバイバル。
    とにかく詳細な記録に驚く。これは貴重な後世へ伝える資料となろう。
    でも読み物として考えると、もう少しコンパクトにまとめて欲しかった。
    半分の250ページ位にまとめたらもっと濃厚な一冊となったと思う。

  • 9/25
    良かった。我ら現代人には想像もつかない生活の日々、自暴自棄にならず、開拓するさまはすごい。

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