陸軍大将今村均: 人間愛をもって統率した将軍の生涯 (光人社ノンフィクション文庫 376)
- 潮書房光人新社 (2003年2月1日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769823766
感想・レビュー・書評
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太平洋戦争開戦直後にオランダ領インドネシア方面への司令官。
戦後に行なわれた報復目的の戦争裁判でも死刑にされることは無かった。
それだけ部下だけでなく占領後の現地住民やオランダ人に対しても正しく接してたからであり、軍人としてだけでなく行政家としても非常に優秀だった証拠だと。
また、オランダに拘束されていたスカルノら独立運動家を釈放・支援してもいる。
インドネシアなどで戦後日本に対して悪感情がないのは、今村将軍の政策によるところが大きいのだろう。もちろん、戦後現地にとどまり、オランダとの独立戦争を戦った旧日本軍将兵の存在も忘れてはいけない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人として、何が重要か。
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戦記物としては今村将軍本人ばかりの話なので物足りなかった。評判が良かったので多少がっかりした。もう戦記物は読まなくて良い。
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軍人・今村均と言う人間の生き様を知ることが出来る良書。実際の太平洋戦争のことを知らない多くの日本人にこれぐらい読んでもらいたいところ。
太平洋戦争の歴史や南方地理の予備知識がないと多少読みにくいところもあるが、全体的には面白く読めます。
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