壮烈拉孟守備隊 新装版: 玉砕に殉じた日本軍将兵の記録 (光人社ノンフィクション文庫 390)

著者 :
  • 潮書房光人新社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769823902

感想・レビュー・書評

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  • 記録ではなく物語要素の強いものでした。

  • (欲しい!/文庫)

  • 拉孟、騰越、ミートキーナ、平戞の戦いが
    コンパクトにまとめられていて
    読みやすかった。

    その思想の底流に 『全滅の思想』があるとして、
    最終章にまとめてある。
    玉砕 を 全滅の思想に 
    置き換えただけであるような気もするが、
    こうやって きちんと評価することは、
    重要なことだと思う。

    戦略や戦術に対して不服も言わず
    その限られた条件の中で 徹底して戦うという姿勢は
    とても大切である。

    拉孟の戦いは 金光少佐のもつ 人間性。
    そして、その先頭に立って、戦う姿勢が
    部下たちを取りまとめた。

    ミートキーナの戦いは
    人事に対する思惑があり
    辻政信の恣意的な人事と命令が
    日本軍としては微妙な戦い
    として記されることになった。

    戦争は 多寡だけで 論じることはできない。
    そのことを 筆者は 語ろうと苦労している。
    労作である。

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著者プロフィール

楳本捨三(うめもと・すてぞう) 日本大学法文学部中退。在学中より戯曲を書く。昭和14年、渡満。新聞雑誌に連載小説を執筆。昭和21年、帰国。帰国後の主著:小説=「黒い風の中を」「死と貞操」「女の履歴」「ジンギス汗」「迷彩ある殺人」「新・三国志」「灰色の海図」、軍事史・戦記・戦史=「東条英機とその時代」「山本五十六その昭和史」「関東軍総司令部」「関東軍終戦始末」「戦争・太平洋戦争全史」「楳本捨三著作集(全11巻)」/「今なぜ第一次世界大戦か」「青春の河」「将軍の四季」(光人社刊)、映画化原作が多数ある。テレビ記録映画「バトルライン・戦線」同「第一次世界大戦」監修。日本文芸家協会会員。昭和63年1月、歿。

「2020年 『日本陸海軍 将軍提督事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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