壮烈拉孟守備隊 新装版: 玉砕に殉じた日本軍将兵の記録 (光人社ノンフィクション文庫 390)
- 潮書房光人新社 (2012年2月1日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769823902
感想・レビュー・書評
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記録ではなく物語要素の強いものでした。
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(欲しい!/文庫)
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拉孟、騰越、ミートキーナ、平戞の戦いが
コンパクトにまとめられていて
読みやすかった。
その思想の底流に 『全滅の思想』があるとして、
最終章にまとめてある。
玉砕 を 全滅の思想に
置き換えただけであるような気もするが、
こうやって きちんと評価することは、
重要なことだと思う。
戦略や戦術に対して不服も言わず
その限られた条件の中で 徹底して戦うという姿勢は
とても大切である。
拉孟の戦いは 金光少佐のもつ 人間性。
そして、その先頭に立って、戦う姿勢が
部下たちを取りまとめた。
ミートキーナの戦いは
人事に対する思惑があり
辻政信の恣意的な人事と命令が
日本軍としては微妙な戦い
として記されることになった。
戦争は 多寡だけで 論じることはできない。
そのことを 筆者は 語ろうと苦労している。
労作である。
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