戦時商船隊: 輸送という多大な功績 (光人社ノンフィクション文庫 469)

著者 :
  • 潮書房光人新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769824695

作品紹介・あらすじ

戦時下の商船は、それまでの国内経済や海外貿易での輸送手段としての立場から一転して、戦争遂行のための輸送手段に、あるいは直接的な武装集団の一員として否応なしに戦争の担い手となってゆく。商船隊乗組員の戦死率四六パーセントは陸海軍将兵の戦死率をはるかに上回る。報われることなき航跡を辿る話題の戦記。

感想・レビュー・書評

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  • 新書文庫

  • 主に第一次大戦〜第二次大戦の商船の活躍を描く。
    武装商船が相手の油断を誘って軍艦を奪ったり沈めたりなんてことが本当にあったのだ。
    また第二次大戦中のアメリカ合衆国の輸送船の建造量がハンパない上に、日本の輸送船に比べて乗り込む兵員への福祉の歴然とした差から大東亜戦争がいかに勝ち目のない戦いであったか、日米両海軍のいわゆる戦時商船隊は一つの示唆といえる。

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著者プロフィール

大内建二(おおうち・けんじ) 昭和14年、東京に生まれる。37年、立教大学理学部卒業後、小野田セメント株式会社(後の太平洋セメント株式会社)入社。中央研究所、開発部、札幌支店長、建材事業部長を歴任。平成11年、定年退職。現在、船舶・航空専門誌などで執筆。「もう一つのタイタニック」で第4回海洋文学大賞入賞。主な著書に「海難の世界史」「日本の航空機事故90年」成山堂書店がある。

「2020年 『WWⅡ 商船改造艦艇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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