なぜ日本は戦争を始めたのか: 銃剣で描いた王道楽土の夢と結末 (光人社ノンフィクション文庫 564)
- 潮書房光人新社 (2008年2月1日発売)
本棚登録 : 11人
感想 : 1件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769825647
作品紹介・あらすじ
動乱昭和の三つのターニングポイント!満洲事変、盧溝橋事件、そして日米開戦。王道楽土の夢とその結末、日中間の全面戦争の発火点の謎と闇、真珠湾前夜での外交戦の舞台裏-激動昭和史の三つの"転回点"に刻された知られざる実情を徹底的に検証した歴史ノンフィクション。中国通の元毎日新聞記者が綴る話題作。
感想・レビュー・書評
-
2008年刊行。1911年生まれ、毎日新聞社、陸軍報道班員として終戦まで中国に滞在した著者が、満州事変、盧溝橋事件、日米開戦の真相について自身の経験、取材を織り交ぜながら綴る。◇盧溝橋事件について、謀略を仕掛けたのは日本軍ではなく中国共産党軍であり、ソ連のスターリンが裏で糸を引いていたとの見解。確かにそうかもしれない。が、仕掛けたのが誰であれ、問題は、その後の事変拡大を止められなかったこと、日米開戦を避けられなかったことだと思う。◇通州事件を初めて知り、虐殺の描写に胸がいたんだ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示
全1件中 1 - 1件を表示