日本軍艦ハンドブック: 連合艦隊大事典 (光人社ノンフィクション文庫 809)

  • 潮書房光人新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784769828099

感想・レビュー・書評

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  • 連合艦隊主力400隻が紹介されています。

    航空母艦・戦艦・重巡洋艦・軽巡洋艦・駆逐艦・潜水艦に分類され、特に筆者による序文やあとがき等もなく各々艦艇の特徴及び戦歴を淡々と無機質に事実のみを記載していくスタイルが取られています。

    基本的には最後にどのような最期を迎えたかということも記載されていますが、特に潜水艦に至っては深水何十メートルという活動領域の性格もあり「いつ、どこで、消息不明」が続くことになり、日本側が最後に受け取った情報と米国側の記録を照らし合わせた結果、濃厚と思われる最後が書かれているに過ぎません。

    本書の魅力としては写真120点と側面図83点が掲載されていることと、末尾に付されている"連合艦隊主要艦艇要目一覧"があり、各々艦艇の細かなデータが鉄道時刻表の如く纏め上げられています。

    日本海軍の艨艟が一目で分かるファン向けの一冊となっており、またアニメやゲームなどで軍艦に興味を持った方が書かれている艦艇名や海戦名から次なるステップへ進む足掛かりとなる内容となっています。

  • 『永遠の0』公開目前と言うこともあるのか、
    ここ最近、戦記・軍事系の本が妙に元気だなぁ、、と感じています。

    ちなみにこちらは、平日はほぼ日参している、
    西武池袋駅構内の本屋さんにて発見。

    先の大戦で、実戦投入前に沈められた幻の空母“信濃”、
    そちらについても取り上げられているとのことで、手にとってみました。

    ちょうど並行して読んでいた、『ぼくらの頭脳の鍛え方』で、
    戦争と科学の関連性を表した“科学技術には思想があらわれる”とのフレーズ。

    こちらを実感するかのような内容で、非常に興味深く。

    ちなみに、先の大戦において空母を運用できていたのは、わずか5-6カ国。
    日本はそのうちの1カ国に入っていたと考えると、凄かったなぁ、、とも。

    もちろん、「海洋国家」としての特性にも後押しされていたのでしょうけども。

    それにしても、大和型3番艦を換装しての超弩級空母、、みたかった。。
    当時世界最大の排水量を持っていたとかで、どんな威容だったのでしょう。

    ふと『紺碧の艦隊』や『旭日の艦隊』を思い出しました。
    なんのかんのと結局最後まで読んでいないんですよね、、

    と、護衛艦「いずも」についての話題も思い出しながら。

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