ゲッベルスとナチ宣伝戦: 一般市民を扇動する恐るべき野望 (光人社ノンフィクション文庫 910)
- 潮書房光人新社 (2015年9月30日発売)
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感想 : 1件
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- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784769829102
作品紹介・あらすじ
宣伝省の中に政府がある…。全てのメディアを掌握した、プロパガンダの怪物の正体!15000人の職員を擁した世界最初にして、最大の『国民啓蒙宣伝省』-ヒトラー、ナチ幹部、国防軍、そして市民を従属させたその全貌を描く。
感想・レビュー・書評
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ドイツ第三帝国「国民啓蒙宣伝省」の初代大臣を務めていたパウル・ヨーゼフ・ゲッベルス(Paul Joseph Goebbels)博士と、シグナル,ヴァアハマト,アドラー等の雑誌や、ポスター,切手,ラジオ放送,映画,週刊ニュース,PK等がプロパガンダに果たした役割について書かれた書籍(2015/10/21発行)。
本書は、当時のイラストポスターや写真資料などが多く掲載されており、内容も読み易く書かれています。 只一方で特別興味を引くような新たな事実も無く、誤認しているところもあり残念な部分もあります。
このテーマでシグナル,ヴァアハマト,アドラー等のプロパガンダ誌にふれるにしては、内容の掘り下げが浅すぎるように感じました。 どうせならば和書では余り触れられていない、SSのPK「クルト・エッガース」について調査して欲しかったと思います。
個人的には、それなりに興味深い内容の本でしたが、全体的に研究や調査が不十分であるように感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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