1904年から書き継がれてきたことを知り驚きました。
「天声人語」の文章はコンパクトで美しく、大好きです。
その中でもいくつか気になったコラムがあったので、個人的ではありますが、感想とともに紹介します。
【忌みことば】
鏡餅は「切る」でも「割る」でもなく「鏡開き」がよい。
宴会が「終わる」ではなく「お開きにする」っていうよね。
…小餅入りがヒットしたのはこの所以だとか。
もっと日本の風習について知りたくなった。
【リフト上の会話】
外国のスキー場で、ある男性が「シングル!」と叫んだ。しばらくすると、後ろから「シングル!」と聞こえてきた…日本のスキー場では見かけない光景である。
見知らぬ人と乗り合わせるのはきまずい~とか思っちゃうんだろな。
知り合う好機を逃すこと自体勿体ないし、非合理的だと感じた。
【フェアプレー】
ベーブ・ルースが売ったファウルボールがスタンドに飛び込み、子どもが抱いていた子犬に直撃。すると、ルースは進行中の試合を抜け出し、ユニフォーム姿で病院に連れて行ったという。素敵な話だ。
「フェア」とは、自分の両親に照らして絶対に恥じない行動をし、それを誇りとする精神だそうだ。
私もこんな大人になりたいと強く思った。
【火星人】
フレドリック・ブラウンの名作『火星人ゴーホーム』、
レイ・ブラッドベリの『火星年代記』などが紹介されていて、興味がわいた。
近年の作品だと『寺フォーマーズ』が面白い。
誤字があるけど、そのままにします。お坊さんたちが火星で戦いそう(笑)
【雨の音】
山本周五郎の時代小説『雨あがる』や永井龍尾の『青梅雨』
雨は、先を見通せない混濁した未来世界の象徴として描かれることが多い。
国語の教科書に出てきた表現で、黒いアスファルトっていう情景は登場人物の心を表しているんだよって先生が仰っていたことを思い出した。
「ポンポロロン、ピッチャンチャン」で有名な『おじさんのかさ』の凄さな(笑)
【アイコンタクト】
人と人が言葉を交わしている時に、視線を交えるのは話している時間の6割以下だそうだ。それ以上、視線を外さないでいるのは、「喧嘩」か「恋人同士」だという。
日常生活で、話題をパスしながら相手の目をしっかり見る人になりたい、と思った。母ザルは子ザルを叱るとき、必ず、じっと目を見るんだとか。
長文失礼しました。