夏の姉を撮る 写真をめぐる小説20章

  • 恒文社21 (2001年4月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784770410429

感想・レビュー・書評

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  • お馴染みの さらっとライトで気楽に読める(だけど淡白)片岡義男ワールド。本書は短編集。写真を通し主題にした20編。ANAの機内誌の連載だったらしい。

    次の短編ふたつが印象に残った。

    離婚に際し、妻だった女性が私物と共に自分の写った写真を全て持ち出す。二人で写っていた写真では、彼女の姿だけハサミで切り出して… という徹底ぶりで。冒頭のこの短編、妙に心に残った。( 「仮説は成立せず」 )

    もう一編には驚かされた。

    空き家となった実家で久々に会った姉と弟。二人が過ごした日々の思い出がゆっくりとよみがえる。そして、姉と弟の「 関係 」が、さらりと語られる。これには驚いた。( 「 忘れるわけがない」)
    こんな小説、機内誌に載せたの!と心配になった。

  • ショートショート。カメラをアイテムに、あらゆる女性を語っている。つい、私だったらどう答えるだろう、と置き換えることで、アイデンティティを発掘していっている気になる。ミステリアスな女性たちが魅力的。

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著者プロフィール

片岡 義男(かたおか・よしお):1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、1974年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。1975年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。

「2024年 『日本語の外へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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