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- 本 ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784771025523
感想・レビュー・書評
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加藤典洋の「敗戦後論」の批判者としての徐京植という名前は知っていました。彼が70年代に韓国の軍事政権によって逮捕され、兄の徐勝は死刑判決まで言い渡された、いわゆる徐兄弟の末の弟であることは知りませんでした。
市民図書館で、名前を見つけて読み始めたのですが、プリモ・レーヴィとアウシュビッツを「在日朝鮮人」という視点で、真摯に追い求める旅の記録は、レーヴィの作品案内としても丁寧で優れた論考だと思いましたが、東アジアの、ひいては日本の戦後史、近現代史を、「今」だからこそ問い直す契機を与ええてくれた好著でした。
ブログに感想を書きました。お読みいただければ嬉しいです。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202005310000/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
プリーモ・レーヴィの最期が自死であったのかどうかは判明していない。遺書もなかった。自死と断定しているのは多分本書だけではないか? それを確認するために読んだのだが、たったこれしか書かれていなかった。私は直ちにパタンと本を閉じた。
https://sessendo.blogspot.com/2019/08/blog-post_86.html
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著者プロフィール
徐京植の作品





