元CA訓練部長が書いた日本で一番やさしく、ふかく、おもしろい ホスピタリティの本

著者 :
  • 晃洋書房
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本棚登録 : 38
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784771030268

作品紹介・あらすじ

笑顔でホスピタリティに満ちた仕事をするために
ホスピタリティがサービス業界において重要視されるようになった経緯に沿って,具体的なエピソードを中心に紹介.ホスピタリティの背景となる異文化交流にも触れながら,元CA訓練部長がホスピタリティ・マインドをやさしく伝えます.

CAをはじめとするサービス産業に携わる人はもちろん,部下を指導する上司の皆さんも,ふかく,おもしろいエピソードでもてなします.

感想・レビュー・書評

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  • 「CA」訓練部長が書いたという題名。
    表紙に描かれたキャリーバックを引くCAのイラスト。

    この二つだけで、著者名がかかれていたのにも関わらず、半分以上読み進むまで著者が女性と思い込んでしまいました。
    2回目に軽く読み直してみたら、なぜ勘違いしたんだろうと不思議になります。それだけ、先入観が認知に与える影響は大きい、ということなのでしょうか。

    キャビアを乗せるためのアイスボックスをみて、「穴がない!」と一気に焦ってしまうエピソードや、外国人のCA訓練生の言動に驚かされる話しを読むと、仕事をしながら出会う人、出来事から何を吸収するかが成長の要になることがよくわかります。

    実際の「ホスピタリティ」についての話しは、正直なところ、どこかで読んだ教訓が多く、読後にずっしりした感覚はありません。軽く読めるのですが、あまり記憶には残りませんでした。

    また、著者は「一度倒産する前」にJALを退社された方です。今のJALではなく「日本航空」のイメージを持って読むべきと思います。

  • 基本的に、航空会社は安さで選ぶから、ファーストクラスどころかJALにさえ乗ったことない身で読む。

    はじめは、ファーストクラスの顧客にふさわしいサービスを提供するために自分を磨く大切さを、実体験を元に記載されている。
    先輩のやり方に振り回され正解がわからなかったとか、知識不足で恥をかいた話など、ぺーぺーならではの悩みも書いてあったので、そこはとても共感できた。
    ワインやキャビアの銘柄に関する記述が、一般ピーポーにとって鼻につく書き方をしているけど、後半は感動するエピソードばかりで良かった。
    特に、子ども1人で飛行機に乗っていた話は、スタッフが、何かしてあげたい、という気持ちを実行したことで幸福の連鎖が起こった素晴らしいエピソードだと思う。

    自分はサービス職ではないので、同じことはできないけど、いいと思ったことは、覚悟を決めてやった方がいいんだ!と思わされる話がたくさんあった。

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