- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784771303041
作品紹介・あらすじ
コニャックを売り込むためフランスから派遣された主人公・ダビッド。でもほんとは漢字と日本女性が大好きで仕事はただの口実。朝は築地でアルバイトをして生活費を稼ぎ夜な夜なへんてこなパーティーに出没してはちょっとだけコニャックを紹介するといった毎日。そこへ突然ボスから来日のファクスが…。仕事がうまくいかないダビッドは君恵に夢中になりながらも恋と仕事のあいだで孤軍奮闘を繰り広げる。そんなところはやっぱりフランス人!!!東京に住み東京に根をはろうと努力するフランス人の生活がユーモラスに描かれています。
感想・レビュー・書評
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原作:フレデリック ボワレ、ブノワ ペータース
作画:フレデリック ボワレ、谷口ジロー、翻訳:関澄 かおる
『東京は僕の庭(1998)』を読了。 -
文化としてのマンガ
『モーニング』で一部見ていた。
こうして、まとめて読んでみると、その良さがより分かってくる。
コニャックの営業で日本に来ているダビッドのお話で、フランス人の描いたマンガなのだが、何故か、日本の作家をどんどん思い出してしまった。
まず、林静一。そして、何故か安部慎一。そして、鈴木翁二。こんなにお洒落なマンガなのに、かつての『ガロ』の作家達なのである。
私は、全く嬉しくなってしまった。この作者は日本が好きらしいのだが、当たり前だが、「日本のマンガ」も好きなのだ、そして、その面白さのエッセンスを見事に自分のものにしている。それは、文化としてのマンガが伝えられているということだと思う。
余談だが、この主人公、同じフランス人のあのトルシエに似ている。