いまはむかしさかえるかえるのものがたり

著者 :
  • こぐま社
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本棚登録 : 91
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784772100878

感想・レビュー・書評

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  • ダジャレ?韻をふんでいるとでもいうのか。

  • 4月のおはなし会の「サブ」として選んでみた、言葉遊びの絵本。
    チョンマゲ姿のカエルさん・殿様ガエルが主人公(主蛙公?笑)で、仕える家来も町人もみなカエル。他は、山に棲む天狗がちょい役で登場するだけ。
    カエルだらけの挿絵に、「・・かえる」の言葉のオンパレードで、まるで「日本語自由自在」の世界。
    松岡享子さんによる豊かな言葉の世界だ。
    絵は馬場のぼるさんで、シンプルなモノクロの絵にさし色としてのみかん色が入るだけ。
    ユーモラスで、ちょっと脱力気味のカエルさんたちが、なんとも可愛い。
    そのカエルさんたちに見とれ、言葉のリズムの楽しさにひかれページをめくっていくと、しっかり起承転結のあるお話だと気づく。
    しかも、それが面白いと来ている。
    もしやこれだけでも、メインになってしまうかも。悩むなぁ。

    【はらをかかえる】【やをばつがえる】【くやしなみだに むせかえる】
    【われは わがみち ふみまちがえる】【やね ふきかえる】
    など、あまり日常的に使用されない言葉がどんどん登場する。
    小さな子には分からないから無理、と言われそうだが「ではいつになったらその言葉を覚えるの?今でしょう!」
    と言いたいワタクシは、学童でこれを読むことにする。
    さて、反応はいかに?
    たくさんのカエルさんが出てくる場面は、何カエルいるかな?って数えて遊べますよ。
    約6分。大人が読んでもじゅうぶん楽しめます。

    • nejidonさん
      vilureefさん、こんばんは。
      レスが遅くてすみません。

      何度も繰り返されるところは、じゅげむのようでもありますね。
      こういう作品を読...
      vilureefさん、こんばんは。
      レスが遅くてすみません。

      何度も繰り返されるところは、じゅげむのようでもありますね。
      こういう作品を読むと、なんだか自分までが豊か日本語の使い手になったような錯覚をおこします(笑)
      はい、最初から最後まで韻を踏んでいるのですよ。
      こういうタイプの本でしたら五味太郎さんがいくつか出していると思います。
      【さん さん さん】というのがあって、これはとにかく笑えます。
      あとは【さる・るるる】というのもそうです。
      息子さんも喜んでくれそうな気がしますが、そうだといいなぁ。
      また他にも見つかったら、ここで紹介してみますね!

      ところで、本の中で分からない言葉が出てきたとき、もしそれを聞かれたら
      なるべくあっさりと答えるようにしています。
      何しろ言葉遊びの本ですから、リズムの楽しさを味わってもらうのが一番ですので。
      2013/03/30
    • vilureefさん
      nejidonさん、こんばんは。

      そうか、これも韻を踏んでいるんですね!
      五味太郎さん、そうかもしれないです。
      気がつかないまま読んできそ...
      nejidonさん、こんばんは。

      そうか、これも韻を踏んでいるんですね!
      五味太郎さん、そうかもしれないです。
      気がつかないまま読んできそうな気がします。
      英語だと意識しますが、日本語だと自然に感じで無意識なのかもしれません。
      さる・るるるって有名な本ですよね。
      今度チェックしてみますね(^_-)-☆

      そうそう、息子に「もこもこ」の再チャレンジをしました!
      最初はじっと聞き入っていましたが、翌日からはすっかり台詞を覚えて一緒に音読してくれました~。
      数日で飽きた模様ですが(笑)、進歩です!!
      子供の感性って面白いですね♪
      2013/04/01
    • nejidonさん
      vilureefさん、こんばんは♪
      日本語だと韻を踏んでいてもちょっと気が付かないものですよ。
      私も、他の人に言われて気が付いたのです(笑)...
      vilureefさん、こんばんは♪
      日本語だと韻を踏んでいてもちょっと気が付かないものですよ。
      私も、他の人に言われて気が付いたのです(笑)
      なんだかリズム感があっていいなぁって思いながら読んでいました。
      どれだけこの国に流布していても、英語はやはり他国の言語ですから、意識するところが違いますもんね。
      ちょっと聞いただけで「あ!韻を踏んでる!」って気が付くものです。
      ということは、他国のひとが五味太郎さんの本を読んだり聞いたりしたら、すぐ分かるのかしら・・謎ですね。

      おお、息子さんに「もこもこ」の再チャレンジをされたのですね!
      少し反応が違ったというは、今が「読み時」だったのかもしれません。
      ともあれ、喜んでもらえれば何よりです。
      なんと言うか、おめでとうございます♪
      2013/04/03
  • 4:15"

    言葉遊びの本
    古風な言い回しもあるため
    練習が必要
    どの文にもかえる(がえる)が入っていて
    おもしろい。

    したがえる、つがえる、すげかえるなど
    少し難しい言葉も出てくる

  • 「かえるづくしの言葉遊びの絵本。時代は安土桃山時代。いばりかえる殿様がえるが、自分の過ちに気づき心を入れかえるお話。チョンマゲ姿のかえるがユーモラスです。家族みんなで楽しめます。
    「かえるがみえる」の黄金のコンビによる言葉遊びの第二段。」

  • 4-7721-0087-3 c8793P1000E

    いまはむかし さかえるかえるのものがたり

    1987年2月5日 第1刷発行

    著者:松岡亮子
    著者:馬場のぼる

    発行所:株式会社こぐま社

    1993年6月29日 雨降りの一日

  • 言葉遊びで、よくできている。自然に楽しめます。

  • いろんな「かえる」があるのね。
    言葉遊び。
    リズムよく、読みすすめられるのでたのしいです。
    馬場さんの絵も大好き。

  • 2014.09 4-1

  • あっぱれな結末。物語がきちんとまとまっている。「かえる」の韻を踏んでいるのも面白い。

  • 「かえる」という言葉を使った言葉遊び。ちゃんと物語にもなってる。

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著者プロフィール

兵庫県神戸市生まれ。大学卒業後、渡米。ウェスタンミシガン大学大学院で児童図書館学を学んだ後、ボルチモアの公共図書館に勤める。帰国後、子どもの本の普及に努め翻訳、創作など多方面で活躍。

「2015年 『新・小学校国語の教科書に出てくる読み物セット 全11巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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